七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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2006年09月13日(水) 校内暴力の実態をネットのニュースで読んだ。

↑その前に。昨日の私の日記を読んでくださった方、読んでくださっただけでも救われてありがたいのに、
中には投票もしてくださった方もいて、本当にどうもありがとうございました。m(__)m


私が小5の時、うちのクラスも荒れていた。でも、現在のような暴走はなかった。
ダウンした年配の担任の女の先生に代わって、受け持った先生はさらにおじいちゃん先生だったため、
クラスのやんちゃな子がからかって喜んでいた。おじいちゃん先生は、血管切れるんじゃないかってくらい
毎日怒鳴っていた。
どうにかしようとやってきたのが教頭先生。体格もよくてコワモテの先生(^_^;)で、怒ると迫力が違う。
その先生が1年間ほとんど担任のようにみてくれたため、うちのクラスはそれ以上壊れなかった。
私も宿題を忘れてしまった時、その先生におしりを叩かれた。親にもぶたれたことないのにぃー!←アムロ?(^_^;)

現在の子供のたちの荒れ具合は、あの頃の私たちの比にならないのだと知った。
何がそんなに子供を暴れさせるのか?少子化だの感情のぶつけ方を知らないだの、専門家は分析しているようだが、
やはり親の教育にいちばんの問題があると思う。
私はたいそうなことを言えるような親でも立場でもないが、いたるところで見受けられる親たちの態度を見ていると、
その縮図が見える気がする。
このようなことを、この育児日記のジャンルで書くことは無謀かもしれない。
でも、私個人から見た他の親御さんの姿をわかっていただきたいと思う。

朝、マンションのエントランスで集ってしゃべっているお母さんたちのほとんどが挨拶を返さない。
通り道を横並びで占領して通行の邪魔になっていても、おしゃべりに夢中で気づかない。
それは大人数だけではなく、たった二人だけでも、だ。
いたるところでそれは起こる。道を横並びで歩き、子供の手を取って歩いている人は少ない。
公園でもおしゃべりに興じ、子供の姿を見ていない。
おしゃべりが育児のストレス解消だということは、私にだってわかる。でも小さい子はなおさら、
見ていてあげてほしい。
電車の中で会話がない母子。母親はお受験の本に夢中で、子供はまだ小さいのに、隣でおとなしく遊ぶ。
小児科の待合室で、親は自分の好きな雑誌を読み、子供は子供で絵本を見る。会話がない。
子供の行動は時に突発的だ。勝手に走り出してしまうことだってある。
以前、泣いている子供に話しかけたことがあった。一生懸命聞き出すと、お母さんと一緒にお買い物に来たらしい。
手をつないで歩き、お母さんとどこのお店に来たのかな?と探していると、母親らしき人とおばあちゃんらしき人が、
こちらに向かって走ってきた。
聞けば、バーゲンに夢中になり、子供がいなくなったことにも気づかないでいたと言う。
お母さんもおばあちゃんも、「大人が二人いながら」と言っていたので、私も見つかってよかったことしか
言わなかったけれど、ホント、大人が二人もいながら・・・とこっちも心の中で思っていた。
私が見つけた時、その子はそのお店からどんどん遠ざかって走っていた。小さな子供の頭の中は、
きっとパニックだったと思う。

私の言っていることは大げさだろうか?神経質すぎるだろうか?
でも、子供嫌いを自負する私でさえ、他のお子さんが危ないことをしていたら気が気じゃなくて、
声をかける。その子の親が声をかける前に、声をかけたことだってある。

申し訳ないが、私たち特学の親子にはほとんどありえない光景なのだ。話の相手をしないことがない、
目を離すこともない、手をつないだまま離さない、子供が何をしているか視界の端には必ず置いて過ごす。
程度の違いはあるにせよ、何かしらのしょうがいを持ったお子さんのほとんどの親御さんが、そうしていると思う。

これだけでもずいぶんと違うと思いませんか?少子化だの、社会が学校がどうだの言う前に、親が子供に向かってないと、
いや、その前に自分が周りのことも見えないようではだめだと思う。

そんなこと言って、私もたいそうなことを言える母親じゃない。何年か前までは、自分の現実を認めたくなくて、
彩音のサイトでも、自分が母親であることすら否定するように、それを伏せて文章を書いてきた。
だから、そんなたいそうなことを言える親じゃない。病んで家族に迷惑もかけているし。

少しでも何かの参考になればと思い、あえてこれを書かせていただいた。
気分を害された方、申し訳ありません。ごめんなさい。m(_ _)m


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