七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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いやー、疲れた。(-_-;)その一言につきる。
旅立ちの用意ってのを初めてやったんだけど、死んだ人の顔を見たのは、小学生以来かなぁ? あの時はとても怖かったけど、さすがに年も食ったことだし、怖くはなかった。 私は喪主側の人間だから、天国への旅立ちのためにいろんなものを持たせなきゃならない。 順番にいろんなものを置いていったら、なんと!!私が数珠を大ババの指にかけなきゃならなくなって。(-_-;) 両親でさえ触れてないのに、私はめっちゃ触れたよ。(-_-;) インコが死んだ時のことを彩音のダイアリーに書いたけど、その時も母から「気持ち悪いからあんたやって」と 処理をまかされ、私が鳥カゴから取り出して、丁重に埋めた時のことを思い出した。その感覚に近い。(-_-;) でもそこの葬儀場は、ドライアイス保管しないのね。なんか特別なやつで、死後硬直しないようになってんの! だから・・・触感がびみょーで・・・。(-_-;)でも私がやんないとしかたがなかったからやったよ!! でもって、やっぱし本番に強いんよね、私。怖いとかそういうことじゃなくて、無事に済ませなきゃって気になってる。 実は・・・今日の私は、葬儀場へ向かう電車の中で具合悪くて、人の声に耳をふさぎたくなってたくらいの精神状態だった。 なのに、実際そういう場になると、やっぱり強いみたい。
旦那が受付をやって、ご霊前の受け取りとかやってたから、私は息子と一緒に喪主側に座った。 葬儀が始まったとたん、息子が怖がり出して「はやくかえりたい!」と泣き出して・・・。(-_-;) やっぱダメか・・・こういうのに弱いんだよなぁ、初めてのことをすごく怖がるし、目の前に親族という ギャラリーがいたから、よけいダメ。読経の間ずっと、泣きじゃくる息子をさすりながらなだめてた。 焼香が始まった時もうどうしようもなくなって、ちょっと席をはずして旦那のところへ連れて行こうとしたら・・・ 息子は「わぁー!!」と大泣きしながら、旦那のところに勝手に走り出して行った。(-_-;) 受付を代わったのは旦那が焼香した時だけ。
親族の焼香の間は、私の精神状態は落ち着いていた。が・・・お通夜に来てくれた、両親のご近所の方や母の友達や、 どこのおじいちゃんかわからないけど、杖をついた方まで来てくださった様子を見て、 初めて涙が出てきてしまった。来てくださってすみません、って気持ちで。泣くイミが違うって?(-_-;) そしたら鼻が止まらなくなって。まるで祖母の死を悼んで泣いてるように見えたんじゃないだろうか? でもふっと思ったよ、全部が全部、祖母を憎んでたわけじゃないから、私は。 一応孫だし、かわいがってもらったわけじゃないけど、親を頼れない時は祖母を頼った時もあった。 それを思い出したら、初めて祖母のために泣けてきた。
祖母はものすごく気の強い人だったし、根性も曲がってた(-_-;)から、ふだん顔立ちにもそういうところが 出ていたのだが、棺おけの中の祖母は安らかな顔をしていた。死ぬ時くらいは、そういう風になるのかなって思った。 私が見ていた頃の祖母よりずいぶん痩せて、顔立ちも変わっていたけど。
それとは別にショックだったのは、父が親戚の名前を間違えていたこと。 花に飾る名前が間違って書かれていたのを、私が指摘したのだが、父は親戚の名前を間違うほど 認知症がひどくなっているのか?!と愕然とした。それが今日いちばんのショックだった。(-_-)
帰り道、旦那が言った。「オレまで棺おけの中に草履を入れるのをやらされたから、(死人の顔を)見させられた」 わかってたよ、怖がると思ってたよ、こいつは。ふだんサスペンスなんか平気で見てるヤツなのにさ! ったく、だから男ってダメなんだよ!! 立会い出産も怖がるから絶対にやらせなかったし。頼りになんかなんない、こいつは。 そういうとこ、息子が引き継いじゃってる。本番に強いとこ、私に似ればよかったのに。(-_-;)
あ、小さい頃一緒に遊んだことのある大ババの親戚の子に会えて、お互いに「面影ありますねぇ」とか 話せたのは楽しかった。私は大人になって顔が変わったと思ってるけど、彼女は本当に変わってなかった。 彼女のお母さんも最近モノ忘れがひどいと自分で言ってたけど、小さい頃私は会ったことあるのに すっかり忘れ去られてて、「お初にお目にかかります、○○○の母でございます」と言われ、心の中で苦笑した。(^_^;)
明日は告別式。早起きするからもう寝ます。 なんだかんだ言って、ダラダラ長々と書いてしまいました。(^_^;)
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