七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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2006年01月17日(火) 療育病院・心理訓練の日

今日は療育の心理の予約が3時から入ってたから、給食が終わった頃お迎えに行った。
なので、5時間目6時間目は受けず早退。
いつものことだが、その病院は遠い。いや、車なら30〜40分程度で行ける距離にあるんだけど、
私は免許持ってないので、バス&電車&バス&徒歩で1時間半近くかかるのだ。
バスの中で私は眠ってしまい、息子に起こされてあわてて降りた始末。

が、今日は珍しく1時間程度で着けた。息子のお迎えまでにおやつ&飲み物を用意しておいたからね。
心理の時間までに、病院でおやつを食べる。

いよいよ心理。この病院で心理は初めてで、もちろん先生も初対面。
これがけっこうたいへんだということを、私は忘れていた。
普通学級に通ってた1年生の時、言語訓練をやってもらっていたのだが、その先生にも
慣れるまで時間がかかったのを、心理での訓練が始まってからやっと思い出した。
息子がまさに先生に反抗的な態度で、私はつい口を出してしまった。少しでも冷静に知能テストを
受けられるように。
先生には「お母さん、大丈夫ですから(お静かに)」と言われてしまった。

私の顔は自然にうつむき、だんだん調子が悪くなり、涙がこみ上げてきた。
ふいてもふいても溢れ出す涙、ポタポタと涙がこぼれ落ち、そんな自分が情けなくなった。

息子が「おかーさん、ないてるの?」と私の方にやってきた。
先生は「お母さんはあくびしたのよ、眠いのね」とフォローした。
なおさら自分が情けなくなった。
そして、声を押し殺して泣いたせいか、極度に疲れて眠りこけてしまった。

気づいたらもう終わりの時間になっていて、あわてて自分の鬱のことを言って、自分の事態の説明をしようとしたら、
先生「はい、知ってます。(そういえばカルテに書いてあるんだった)それより、今日お車じゃないですよね?お疲れのようですから」
私「はい、免許持ってないんで・・・」
先生「お子さんとの付き合い方のコツがつかめましたから」と言ってくださった。
先生はプロなんだもんね、こういう子の相手するのは。

帰り道、私は本当に疲れ果てていた。バス停までがやけに遠い。そして風が寒い。
たぶんうちより山に近いせいだろう。
バスに乗り、いつもの駅ビルで買い物をし、そのまま帰宅した。
家が近づくにつれて、少しずつ元気が戻ってきた。

でも眠い。疲れ果てているのにはかわりがない。
また来月のはじめに心理の予約が入っている。少し気が重い・・・。
息子の知能はどの程度なんだろう?

本当に今日は疲れた・・・。でも少し楽しいこともあった。それは「新・ぽ組」にて。(^_^;)


追記。

学校へ行こうMAXをさっき見ていた。ひきこもりだった男の子が中国楽器に触れ、
女子十二楽坊と一緒に弾くという企画。
その子の言っていた言葉がものすごく心に響いた。
「自分には音楽しかできないけれど、今度は他の人に勇気や元気を与えられたらいいと思う」というようなことを。
それだけでもじわーと来てしまったのだが、そのバックに流れていた曲を、息子がしっかり聴いていて、
「これ、あれじゃん!はなびらの〜♪のやつだよ!!」
よく聴くと、「いま会いにゆきます」のサントラ(って言ったらいいのかな)曲だったのだ。

母「よくわかったねー!!」と言いながら、涙が出てきた。
息子のこういう耳も、何か将来に生かせないかな・・・と。
息子は曲のイントロとかメロディーを、私なんかよりよく聴いている。
旦那はひどいオンチ(本当にひどすぎる!!)なのだが、息子は音程がしっかりしている。
私も子供の頃、音程がしっかりしているからピアノを習わせたのだと聞いた。

自分バカ親バカと言われてしまうだろうけど、音楽で生計が立てられるほど甘い世界じゃないけれど、
何か自信が持てるものを、息子にも持ってもらえたらなと思う。

今聞いたら、「たーぼーはピアノひけないけど、うたうのがすき!」と言っていた。
歌かぁ・・・お母さんが一緒に歌ってあげることくらいしかできないかなぁ・・・。(^_^;)


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