お別れを する前に 少し 話をしよう その昔 私は 殺した 人を殺した 愛する 昔愛した 女性を殺した たったひとりの たったひとりの女性を殺した その日も 今日みたく暑く おりしも 大阪は天神祭り 祭りの賑わいに こっそり隠れて 世の中 かっこいい芸能人 甘い顔の俳優 魅して止まないプロスポーツ選手 愛や恋を優しく唄うミュージシャン 仕事のできる男 モテる奴 祭りでナンパする奴 だけど だけど皆 知らないんだ 昔 女性を傷つけていることを だけどもお そんなことは いいんだけどね 今日も 酷く暑く 祭りの喧騒を横目に されど 働かざるを得ない 貧乏暇無し 金も無い 車も無い 女すら養えない 流行に疎い 精神年齢の低い 全てからドロップアウトした この罪人 だけど だけど皆 知らないんだ 昔 女性を殺した事を 私が 仮性包茎である事を だけど だけど皆 知らないんだ 昔 それでも 女性を愛したことを そうだ 僕達は恋をした 生きたり 死んだりの ちょっとした合間に 街はまだ 祭りのバカ騒ぎ 若者が我が物顔で闊歩し そして私は 独り でも皆 知らないんだ こんなちんこでも こんな暑苦しいちんこでも 昔 女性を 数回だけど イカしたことを 昔 数回だけ 痙攣させたのさ そして 私の皮付きちんこでも 女性は確実に 何回も し、死ぬぅぅ死んじゃうぅぅぅ と連呼させた事を 皆知らないんだ だけど だけどもお いいじゃないか そんなことはもう どうだっていいのだ お別れの 背景さ 残った 赤い 剃刀で 陰毛を剃るからね 剃毛するからね 祭りの夜に 剃り上げるからね やがて タマの裏まで 剃り上げていくからね 剃り上げて イクからね。 今年は 雨も少なく 酷暑 その太陽に照らされる 真っ赤な パイパンの季節。
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