2002年03月01日(金) |
新・東京タワーの女。 |
例えば他人を好きになる要素というものは 外見・性格・下半身の相性 などなど これ人それぞれ色々あるのだけれど 特に女性に関しては 「役者が一枚上な女」 に魅かれる傾向が 私は強いのだけれども もとより相手は 「役者が一枚上」 であるだけに大願成就することはなく それはそれで 相手からすると当然 私のような うだつのあがらない安リーマン いわゆる格下に 興味を持つ訳はないわけで かといって それで諦めちゃぁロマンも 何もないので とは表向きで 否。 たとえ諦めても それがリビドーである以上 無意識に求めてしまうのもよくある話で 例えば 「火垂るの墓」を大爆笑で見る女 乙武と呼び捨てで批判する女 野菜を制覇するAV女優 「気持ち良かった」 を 「気持ちかった(はぁと」 などと かわいいじゃねえかこのやろお ここかっここかここがええのんか と思わず抱きしめたくなる 高学歴AV女優など 私の存在を 頭から否定してくれる 私の概念を 頭から否定してくれる 私のちんこを 頭からかぶりついてくれる そんな女性に魅かれていくのも 可笑しな話と思われるだろうが 妙に真剣な顔で 踊りながら歌う女や 癒し系と言われるものに 癒されている脳天気な女 メデイアや国家に流されている事を 気づかない もしくは それを良しとしている女 男にもてはやされているのは 自身の魅力ではなく ただ単に男の性欲である事に気づかず 私はモテるのよ なんて自分が認識できない女 私は外見で人を判断しない などと言いながら 私と他人の見るときの眼が 思いっきり違う女 などなど こおいった女性には これ全く興味がないし また 告白しなければ フラれることもないわけで 最初から 始めから そういった女性たちと 成就しないとわかっていながら 非生産的な自虐的ナルシズム だってちんこが反応するんだもの だってだって片思いくらいいいいぢゃない というのも いい歳して案外これ居心地が良く 地下活動的に ちんこという名のダウジング アンテナを張りめぐらせているのも 周囲には気づかれないように それでいて 緊張を持続させて たはは。視姦・視姦 人間観察ってな具合で へええ。ほおお。こらまた君もあんがい いやあ。ああそう。君はそうなんだ などと日々妄想に励み 男として人間として 全くグダグダな うだつのあがらない 不景気の為に 1割給料カットの ていたらくでありながら どういうことか 中学生の頃に 性界隈においては天下を取ってみせる と堅く決意したことも手伝って どんどん狭少な世界へと 自分を追い込んで たまには孤独が好きだなんて とんがってはみせるものの 実際にはプチ自閉症気味な プチ引きこもりの 寂しがりやの一匹狼 群れるのは嫌いだが 群れに誘われないのはもっと嫌い わがままな社会不適合者に過ぎず それでもただメシを食らい 生き長らえるのも先に述べた 「役者が一枚上な女」 との大願成就を やはり夢見ているからで もしかすると 宝くじを買う気分に似ているかもしれないのだが 全く必要とされない産業核廃棄物でも 夢くらいは持つもので 金がなくとも 夢くらいはあるもので 金がなくとも 性欲は旺盛なわけで 性欲が貪欲なわけで また そういうものがあることで いつの日かこんな日があるから 生きてて良かった えがった。 生きててえがった。 と思える日が 来ると妄信・確信しており 単に若者のように 軽く死んでしまう 勇気がないだけで まあ死ぬ勇気があれば 女性に告白する勇気くらいあるのだが ダメ人間の本分を全うする くだらない屁理屈というもので 気がつけばもう 私には何も残ってないのだけれど 否。 ほとばしる。 ほとばしり続ける性欲のみがほとばしり たまたま点けていた深夜テレビで 私は確実に 生きていることを実感して 私の考えは強ち間違いではなく また 私の考えは間違っていないと 確信を得たのは まだ二十歳前後と思われる 透きとおるような 清々しいブルーのビキニを着た 対照的に 白い柔肌をあらわにした 黒髪の少女は テレビという UHF局とはいえど 公の電波で 無邪気に笑いながら 叫んでいたのだ。
「東京タワーを挿れたい。」 と。
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