世の中において こうなりたいのにならない。とか こうあってほしいのにそうならない。とか 一生懸命な人ほど 正直な人ほど 真面目な人ほど そういった目によく会い それを世の中では 「不条理」 というのだけれども 無理に抗ったところで しょせん微力。 そうこうしているうちに ココロの病気になったりもするので そおんなときには ただ黙って春を待つしか仕方ないのだけれども それでも人間。 負けるとわかってても 犬死にとわかってていても それでも笑いながら 反逆せざるを得ないのである。
私は酒が強くはないが 弱いというほどではない。 まあ人並み。 調子に乗ってつぶれるまで飲むという事はなく もとより 酒を飲まずとも 普段から酔っ払っているテンションなうえ 酒の力を借りないと 上司の愚痴すら言えない なんて なんぼなんでも 私はそこまで落ちぶれてはなく まあ飲むときは それなりに楽しい酒。 多少トイレに行く回数が増えるくらいで 酒を飲む事はキライじゃないのである。 むしろ好きなのかもしれない。
しかし諸行無常。 楽あれば苦あり 王様の耳は性感帯。 つまりは 不条理。 楽しければ楽しいほど お酒が進み お酒が進めば進むほど この不肖ちんこ。 実るほど頭を垂れるちんこ。 おせちもいいけどちんこ。 まるで多重人格。 まるで解離性人格障害。 いまは〜もお〜うご〜かない〜 おじいぃ〜さんのぉ〜ちんこ〜 そう。 ちんこが動きません。 ちんこが動かないんです。 ちんこが動かないんです。 動かないんですお母さん。 女性と遊ぶときは いやまあ最近はそんなこともないけど そら酒くらいのみますやん ちょっと酔っちゃったてへ。 ちょっと休みたいうふ。 なんて なあんにもしないから。 なあんにもしないからね。ね。ね。 なんて絶対にありえない 言葉を言いながら 良い雰囲気になっても 良い雰囲気になったところで ほんとうになんにもしない。 なにもできない とほほちんこなのである。
とはいえ 私だって酒くらい飲みたい。 たまには飲んだっていいぢゃない。 なのに 世の中不条理 飲んだらちんこがボッキンしないのだよ。 じゃあじゃあ 飲まなきゃいいじゃん。 だがしかし ウーロン茶で女を口説くことほど みじめで情けない事山の如し。 やはり酒があってこそ お互い心を許しやすくなるもの。 なおさら 女性は酒を飲めば飲むほど 妖しく魅力的に大胆に 夜の蝶となり とはいえ いざっってときに ちんこが役に立たない事ほど これもまた 男として陵辱であり そのときの女の視線ときたら 確変がこないパチンコ台より恐ろしく 稲垣吾郎の眼よりも冷たいのであり あぁ〜そんな眼で その眼でもっともっとぉ〜などと おちゃらけたところで 1度冷え切った空気と言うのは 倦怠期の夫婦よりも溝が深く もはや修復不能。 もはや無意味。
ああちんこよ 君には生殖器としての誇りはないのかい。 おーまいちんこ。 ちんこはしょんべんするためだけのものと ちがうんやぁ〜でえぇ〜。 人生は不条理の繰り返しで 皆もがきながら苦しみながら 生きている。 ちんこよ。 おれのちんこよ。 皮が長い事は この際許そう。 最近残尿感があるのも許そう。 多少短いのも 多少右曲がりなのも この際水に流そう。 だから だから そおゆうときは 俺のいうこと聞いておくれよ。
今私は酒を飲みながら 切に願う。 AVを観ながら。
ちんこは今も 動かない。
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