僕の、場所。
今日の僕は誰だろう。
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僕の雪町が、今年は雪を降らせない。
きっと年明けから降るよ、といっていた12月が過ぎて
なかなか降らないね、と話していた1月が終わり
このまま春になるわけないよな、と覚悟した2月がもうすぐ終わる。
雪を降らせない雪町は、僕を君の町へと誘う。
きっと君の町では毎年こんな冬を過ごしているのだろう。
一面の銀世界に瞳輝かせる君と、寒くてうんざりの僕。
いつか僕の雪町を見せてあげようと思っていた。
一緒に、僕を育んだ冬の白を見たいと思っていた。
来年…来年こそ、冬、君と雪を踏みしめて歩きたい。
愛してるよ、と手を繋いで、そっと囁いて。
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