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僕の、場所。

今日の僕は誰だろう。



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去りゆく君へ  −No.2197-

去っていく後ろ姿を見送る
なんてのは
もう飽きるほど
繰り返してきたけれど

あんな想いは初めて、かも

おかしいな、泣きそうなくらい
凛とした背中がきれいで
ぼろぼろのまま走り続けてきた
今までが蘇る

淑やかな色を身に纏い
美しい目をした君は
いつだって静かに、しかし必死に
走り続けてきたのだ

ありがとう
もう、大丈夫

もう、無理をして走らなくて、いいのだから

僕の未熟さで
いくら知らないうちに君を傷つけていても
君はただ笑ってくれていたのだ
どんな美しい宝石だって敵わない笑顔で
いつだって僕を守っていてくれたんだ

ぜんぶ、ありがとう
僕の過去10年分くらいのありがとうを、君に
もう目を覚まさない、君に
別れの涙と共に送る


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