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僕の、場所。

今日の僕は誰だろう。



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目の前に高い高い壁が聳え立つようで

僕は息を飲んでそれを見つめた。

言葉も無くただ僕の行く手を阻んだそれは

深い深い悲しみの色をしていた。

凭れかかれば背中が冷えて仕方ないし

蹴りつければ足が痛んだ。

仕方がないから僕は進路を変えて

壁に沿って歩き出した。

何処までも何処までも続くかのようなそれは

ある時ぷつりとあっけなく途切れた。

僕はやっと壁の向こう側の世界を窺って

そして

世界の終わりを見た。


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