僕の、場所。
今日の僕は誰だろう。
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さて、今日はこの言葉のお勉強だ。
「あいしてる」。
皆はこの言葉を知っているかな?
そう。よかった。それを聞いて嬉しいよ。
I'm so glad to hear that.
これはね、とても大切な人に、自分はあなたを大切に思っていますよと伝えられる、素敵な言葉だよ。
君は誰を大切に思っているのかな?
おかあさん?
そう。
でもお母さんには大切に「思われたい」じゃないかな?
あ、ごめんね要らない事言ったね。気にしなくていいよ。
君は?
アヤコちゃん?
どうして?
いつも君がアヤコちゃんと一緒に居るときだけ、ドキドキしているのを知っているよ。
よく考えてごらん。大切にしたいと思わないかい?
さて、自分たちの事について考えてみようね、皆。
「あいしてる」って言えるかい? 言える人は手を挙げて。
うん。それは良かった。
じゃあね、ぼくが思うこの言葉について、今から話をするね。
「あいしてる」は分解ができる言葉だよ。
「あい」と「して」と「る」だね。
「あい」は、大切に思う気持ち、一番かんじんな部分だね。
「して」は、自分が思っているよっていう事だね。他の誰でもない自分が、だね。
「る」はね、今、そう思っているよって言ってる部分だよ。昔じゃなくて今、とても大切にしたいと思っているんだね。
「あい」は、知ってる通り、あいうえおの一番最初だね。これはね、知らない間に誰でも「あい」を覚えていますように、って誰かが思ったのかもね? 面白いね。誰だろうね? ぼく? あはは、違うよ。
「して」って言ってごらん。口真似だけでもいいよ。「て」って言う時に舌が顎にくっつくよね。それも前の歯に近いところだよね。分からないかもしれないけどね、実はこれ、とてもエネルギーを使っているんだ。ね。そんな気がしない?
最後は「る」だね。唇がきゅっと小さくなるね。ドキドキした時はもしかしたら、うまく言えないかも知れないね。でも、ほら、口真似をしてごらん。ちょっと頷きながら言ってないかな? 顔が上を向いちゃう人は少ないと思うよ、きっと。頷いてみたら、自分が本当にこれを言ったよ、って思えるね。
照れくさくなったかな? 可愛いね。
でも、また聞いてみるよ。
「あいしてる」って言える人、手を挙げて?
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