たとえば…そう、私が君を愛しているとしよう。
そうしたら、君は私にどんな態度をとってくれるんだい?
私ではない他の人を想っている君は。
『愛する人以外に愛されたくない』
これは君の言葉だよ。おそらく……私に宛てられた。
それを聞いてから私は君への感情を改めた。
自分の気持ちくらいコントロールできるのが私だから。
愛じゃなくてただの友情だ…そうに違いないと…。
だって迷惑なだけな感情なんて、邪魔でしかないだろうから。
しかし……。
君と居るとドキドキしてうまく話せない。
君に会えただけで嬉しくなる。
君が笑ってくれるだけで幸せになれる。
君のためならどんな事でもしたい。
君を苛むものを全て排除したい。
君と一緒にいたい。
これでも…友情だと呼べるのだろうか。
本当はなんという名前なのだろう、この感情は。