セクハラと差別。

セクシャルハラスメント、通称セクハラ。これって、相手の体に触るだけでなく、口で何か卑猥なこと言うだけでもセクハラとして認められるんだよなぁ。

そうだとすると、私は今までに同じ人に、二度セクハラを受けた。相手はバイト先にたまに来るお客さん。知的障害者の30歳くらいの男の人。以前から、たまに店に来てはトイレを覗こうとトイレのドアの前でしゃがみこんでドアの下から中を覗こうとしたりと、色々と変わった行動を取る人。

一回目は「ケツでかい」と連呼された。二度目は今日。今度は「パンツ脱げ」と連呼された。もちろん、二回とも他のお客さんにも聞こえるような大きな声で。ムカつくから私は無視した。もしもこれが健常者だったら、「警察行きましょうか?」とか笑顔で言うんだけどな。知的障害者であると言うだけの理由で、私は反抗することも、意見することも出来ない。まして私は店に出ている店員だから、切れるわけにもいかない。こういう場合、私はどうすればいいんだろう。

妹は、大学で福祉について勉強している。だから、今日聞いてみた。だけど、妹が知っている限りで、そういう事例は聞いた事がないから何とも言えないという事だった。だから、私なりに色々考えてみる事にした。

もしもだけど、私がそのセクハラしてくる知的障害を持った男性を訴えるようなことがあったら、勝訴するのはどっちなんだろう。私なんだろうか、それとも彼なんだろうか。もしも彼が勝訴するとしたら、どんな理由でなんだろうか。「彼は知的障害を持っているんだから、そのくらいの言動は許容してやりなさい」とでも言われるんだろうか?もしそうだとしたら、私は納得がいかない。知的障害を持っていると言うだけの理由で、人を傷つけるような行動を許されるなんて、そんな甘やかしこそが知的障害を持った人への差別に思える。そして、知的障害者をよく社会的弱者みたいに言うけど、それどころか私には強者に思える。何をしても許される、守られる強者に。

ボランティアやバイトを通して知的障害を持った人たちと交流する機会があった。その時に感じたのは、「彼らは、表現こそ上手くないかもしれないけど、ちゃんと話せば解ってくれるし、ちゃんとこっちが耳を傾ければ彼らのことも理解できる」と言うことだ。もちろん、人によってその障害の度合いも違うだろう。重度の人もいれば、軽度の人もいる。だからなかなか理解し合えない人もいるだろう。だけど、もしも私に対して二度もセクハラとしか思えない行動を取った彼が、重度の知的障害の持ち主だとしたら、彼は何でいつも一人で街を出歩いているんだろう。別に、常に誰かと一緒にいろと言うわけではない。だけど、一人で街を歩くからには、どんな理由があろうと最低限のマナーは守ってもらわなきゃ困る。どんなことをすると人が傷つくのか、どんなことをすると人に迷惑がかかるのか、そんなことを保護者がちゃんと教えてから出歩くのが当然じゃないんだろうか。知的障害を持っているから人を傷つけていい、迷惑かけていいなんていう事は決してないはずだ。

もしもこの文章を見て不快になった人がいたらごめんなさい。ただ、私なりの一意見を言いたかっただけ。もちろん、相手にだって何らかの理由があるのかもしれない。だけど、今の私には彼の事情なんて考慮していられるような心の広さは持てない。

そして、ついでに言っておくと、私は彼に言われるほどお尻でかくないんですが。確かに小さいか大きいか言われたら大きいだろうけど…。でも彼に言われる筋なんてない。それに彼の方がよっぽど太ってたし…。お尻ポケットに携帯入れて、その上からメンズサイズのぶかぶかサンタさんの衣装着てたからいつも以上に大きく見えたかもしれないけどさ…。

結論。要はムカついたと。別段言われる覚えもない人から大声でセクハラ発言受けて、ムカついたと。そういう日記。嗚呼嫌なクリスマスイブだ。

ちょっと、泣きたくなった。

終幕。
2003年12月24日(水)

diary / みきお

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