| 2010年03月12日(金) |
小説「ボトルネック」・「深泥丘奇談」・「白いひつじ」 |
■ボトルネック/米澤穂信
いわゆるパラレルワールドですかね。 別次元の同じ世界に移動してしまうお話でしたが、 まあ、きつい青春小説でしたね。
どうしたら救われるのか、困りました。
最後に道が開けたのか、ちょっと悩みますね。
■深泥丘奇談/綾辻行人
奇妙なお話ばかりですが、怖くはなくて、妙な気分にさせられる感じ。 主人公がすぐに忘れていってしまうので、現実に起きたことなのか、夢なのか・・・。
住んでる街自体も、通っている病院も医師も怪しくて、 いろいろ知りたいことはたくさんあるのに、 結局何も明かされず。
これは続編に期待していいのかな? 世界観は好みだったので、ちょっと残念。
■白いひつじ/長野まゆみ
長野さんは「改造版 少年アリス」以来です。 新刊の棚にあったので、何気なく手に取りました。
大学で、男子のみが暮らす洋館の寮を紹介される主人公。 ここに住む男子学生たちはイケメン揃いの曲者揃い。
ここの寮に住みながらの大学生活が描かれるのかと思ったら、 物語は意外な方向へ。 BL的な要素もありつつも、繊細な物語で、 最後はほろっと泣けてしまった。
長野さんの文章は雰囲気があって、優しくて心地いいですね。 学生達の洗練された会話も素敵でした。 他のも読んでみようかな。
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