■元職員/吉田修一
旅行でタイのバンコクを訪れた男の話で、 なぜ『元職員』なのかが徐々に明らかになっていきます。
吉田修一さんの小説はいつも淡々と物語が進んでいって、 読んでいてすごく楽です。
楽しい話でもなく、何一つ解決するわけでもないのだけれど・・・・。 人間の持つ意識の不思議さが共感できるわけじゃないんだけど、興味深かったです。
■南極(人)/京極夏彦
パロディギャグ小説・・・っていう感じかな? 京極さん、こういうのも書かれるんですね。(結構好きでした)
元の小説や漫画は知らないのが多かったので、 知ってる方がより面白いのか、さほど関係ないのかがわからなかったんですが・・・。 デスノート(ガスノート)を読んだ限りは知らなくても大丈夫そうでしたね。
こち亀には京極堂らしき人まで出てたわ。
ツボだったのは、「雪男のメス」でした。いるんかなー?
■きのうの世界/恩田陸
1年前に失踪した男がある街で死体で見つかった。
犯人が誰かというだけでなく、 水路と塔の街の謎もミステリアスで、 これは久しぶりに面白いミステリーかもとドキドキしながら読んでいたのに、 最後で「え、そっち方面いっちゃうの?」と 拍子抜けしてしまいました。
謎は一応すべて解けてはいるんだけど・・・・。
序盤、「あなたは・・・」って語りかけられて物語が進んでいくので、 まるで探偵役になった気分で楽しかったんですけどね。
ここしばらく恩田さんの小説読むたびに同じ様な印象を持ってる気がする。 これが恩田陸の世界なのかもしれない?
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