| 2006年07月05日(水) |
小説「怪盗グリフィン、絶体絶命」・「神はサイコロを振らない」・「天にマのつく雪が舞う!」 |
■◇かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド◇■
『怪盗グリフィン、絶体絶命』(法月綸太郎)
これは楽しかった。 子供が読んでもきっと楽しいし、大人が読んでも読みごたえありです。
怪盗モノっていうより、スパイ大作戦て感じかな。 前半はメットのゴッホの自画像のすり替え、 後半は呪いの土偶からマイクロフィルムを盗むこと。
ピンチのあとにはチャンスが訪れ、そして、またピンチがと、 すごくテンポがよくて飽きさせず、最後まで一気に読ませます。
遊び心も満載で、登場人物の名前が、「パストラミ将軍」とか「アントニオ・バチアタリーノ」とか。 笑えました。
あ、あと、挿絵がすごく可愛くて。 ニューヨーカーの怪盗ぽくて、オシャレでポップです。
■神はサイコロを振らない/大石英司
1月から放送してた同名ドラマの原作本です。
10年前に消息を絶った旅客機が、10年の時を経て、帰還する。 そして、3日後に再び消えるまでのお話。
ついつい、ドラマと比べてしまったんですが、 あれ?小林聡美さんは?ともさかりえちゃんは?山本太郎さんは?って感じでした。 小林さんの役の402便のお世話係の黛はいるんですが、男性でした・・・。 副操縦士だった山本さんは出てこないし(副操縦士は搭乗してますが)、 ともさかりえちゃんも同様。
ドラマは原作より、ロマンチックだったんですねー。
原作も、なかなかバラエティにとんだ乗客たちで、登場人物も多いせいか、 盛りだくさんなんだけど、詰め込みすぎな印象も受けました。 飛び降りや結婚も、少し突飛な感じもしたし。 誰のセリフなのか、わからないところもあった。
それでも、最後のときが近づくにつれて、ぽろぽろと泣いてしまったのだけど。 最期の時を大切な人と一緒に過ごせることは、切ないけれど幸せなことかもしれない。
ドラマでは、10年前に引き戻されてからも死なない方法を模索していたけど、 原作では違った展開もあって、それはなかなか興味深かったです。 んー、でも、ワタシはドラマほうが出来が良かった気がするなぁ。
■天にマのつく雪が舞う!/喬林知
天下一武闘会(略してテンカブ)編の前編という感じかな。
アニメでは、雪ゾリレースのあたりは楽しい印象があったのだけど、意外とシリアスですね。 雪が降っていて、すごく寒そうだし。
テンカブの前に、ムラケンの猊下カミングアウトがあったり、 レースの途中でヨザックがルッテンベルク師団を語ってくれたりするから、 そっちの印象が強いんだなぁ。
ルッテンベルク師団の話は、切なくて辛くて・・・・。
最後は、コンラッドの登場で終わるとは・・・・。 アニメで学習してしまってるから驚かないけど。
コンラッドの腕がついてることに、
「あなたを抱いた腕ではないですが」。
原作にあるセリフだったのね。 これも忘れられないセリフのひとつですね。
ヴォルフラムはますます男らしくなられて。
次巻の「地にはマのつく星が降る!」とセットかな。
****只今読書中**** <びっくり館の殺人/綾辻行人、ドリームバスター3/宮部みゆき、 地にはマのつく星が降る!/喬林知、金色のコルダ〜君のためにできること/藤野恵美>
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