| 2006年04月23日(日) |
小説「ユージニア」・「ネクロポリス(上・下)」恩田陸 |
■ユージニア/恩田陸
物語は、ある一家の毒殺事件をインタビュー形式で関係者に話を聞きながら、 徐々に真相に近づいていくというものなんですが、 読んでると、ちょっと不思議な感覚になってきます。
ただ、謎解きをしてるわけじゃない感じ。 これはミステリーじゃないのかも。
ワタシの場合、 『謎は謎のままが美しい・・・・』 というより、 『この世に不思議なことなど何もないのだよ、関口くん』(by京極堂) なタイプなので、少し不完全燃焼気味でした。
■ネクロポリス(上・下)/恩田陸
まず、設定が面白かった。 亡くなった人と直接会うことができる場所、アナザーヒル。 そこで起こる殺人事件。
連続殺人鬼や、行方不明の叔父さん、どこからか現れる少女、不気味な双子と。 謎がいっぱいで楽しくて。 ファンタジーとミステリーにホラーのテイストまで加わって。 すごくわくわくしながら読んでいたんだけど、 ラスト直前でパワーダウンしちゃった感じ。
謎は解けたけど事件は解決してない感じです。 最後の主人公たちの行動は何の意味があったのか・・・。 続編が出る・・・わけじゃないだろうし。
ストーリーには関係ないけど、作中で、鏡は後ろが見えるから怖いって一節があって。 確かにそうかも。 後ろって、振り向けば見えるけど、そうでなければ見えないんだよね。 なのに、鏡を見ると、後ろが見えてしまう。 あたりまえだけど、あらためて考えてみるとちょっと怖い・・・。
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