2002年02月17日(日)
東京に出たのは、19歳のとき。
父が東京の人だったというだけで、なぜか、
「東京に行くのが自然なこと」と 私も家族も思ってました。
東京の学校に行こうと、たいして受験勉強もしてないのに 北里看護大学を受けて、予想通り不合格。
就職で上京。
最初は慣れない寮生活で、2人部屋で 辛くって 毎日スクーターで どこかしら出かけてました。
同じ部屋の先輩が「外へばかり行ってるから、友達できないのよ」 って言ったっけ。 口ばかりで、友達になろうともしてないくせに。
体調を壊して、クビ。 その日も、「どこへ行こう、私の居場所がない・・・」
またバイクで ぶらぶら。。。
たまらなくなって、実家に電話をした。 泣きそうになっていたのかな。
母に 「いつでも帰ってこんね」意外に優しい言葉。 家にいるときは、もう、10歳のときから、高校卒業するまで 反抗期で、悪態ついていた私なのに。。。
「もう少し頑張ろう」 まだ帰らないと決めた日でした。
それから 結婚して 長男が4歳、次男が1歳半の頃まで ずっと世田谷で過ごしていたけれど。
思い出すのは、よく走った湾岸道路のオレンジ色の街灯。 京浜島から見える、飛行機の離陸風景。 新宿駅と渋谷の喧騒。
一人になりたいときの、私のお気に入り。
夢に出てくるのは 故郷の海。畑。
田舎は 人間関係が、濃ゆくて嫌いだった。 一人で 食事なんてしてたら、変わり者扱いだし どこへ行っても、誰かが見てる。
人と関わるのが嫌いな私は、都会の方が過ごしやすかった。 浅い人間関係で、楽しければ それでいい。 誰も私の奥まで 覗こうとしないから気楽。
田舎から 都会に出た人で、戻ってきた人なら きっと同じ思いを経験しているかもしれない。
都会で知り合って、結婚して そこでまた深いつきあいが始まると、暮らしぶりも変わるけれど。
私は変われなかったのね。
もしも子供が大きくなって「おら東京さ行くだ」と言い出したら 心配だなぁ。。。とも思うけれど
一人になってすごした時間は 今となってはいい経験なので
いつかは独り立ちさせないと、大人になれないかなあ。
あらら・・・ いつも「さっさと大きくなって出て行けば楽〜」 なんて言ってるのに
やっぱり不安なのかね?>私^^;
そういや、もうひとりの弟、どうしてるかな。
数年前に祖父の葬式で、父が訪ねて行ったら 「女と住んでた!」と腰を抜かしたらしいけど。
家族の間では「ホモじゃないの?ニューハーフかも」 と噂が飛ぶくらい、よくわからない、おとなしい奴だったけど
女がいたなんて、びっくり、安心(笑)
ずっと音信不通で、住所もわからないけれど。
今度会うのは 親の死に目・・・だったりして^^;
何やってんだか。
きっと あいつのことだから、ネットもしていると思うけど ネットの中じゃ本名わからないし。
親とか田舎とか、たまには思い出したりするのかな?
4人兄弟の3番目で、一番手がかからない子だったけど みんな忘れているわけじゃないんだよ!(笑)
本人はそう思ってないんだろうなあ。。。
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