DIARY



今でも忘れられないその魅力

2002年01月08日(火)

今は 毎日スクーターに乗っているけれど
やっぱりバイクはいいねぇ♪
体ひとつで、細い道でも ぐいんぐいん入っていけるし。

あぁ。また serrowに乗りたいな。

19歳のときに免許とって

オフロードのserrowを選んだんだけど
それを買うまではすごく悩んだ。

それまで、乗りたいと思っていた「バイクライフ」のイメージは
流行りの お洒落なかっこいい、ロードバイクだったから。

悩んで悩んで serrowに決めたのだけれど。

私はバイクに乗って、どんなツーリングをしたいのか、って
考えてたときに
ある人が タンデムで 林道に連れて行ってくれて
初めて オフロードって言うものを知ったとき、

これだーー♪
と 思ったけれど

デザインは奇抜だし、メットはカッコ悪いし
やだやだ。恥ずかしい。どうしよう。って思ったもの。
だって まだ 19歳。
かっこいいバイクライフに憧れてたし。

でも 旅行するなら、こんな 自然の中も走りたい。
キャンプしたり、山の中で、コーヒー沸かして飲んだり
あまり人の少ない そんなトコロへも行ってみたい。

それまでも 車に乗っていても
知らない山道を見つけると 冒険心が沸いて
入ってみたり、(それで ぬかるみにはまって帰れなかったことも^^;)

何より、頑丈。
下手な運転で、もし倒してもぶつけても
簡単には壊れない。
車体も軽い。
メンテナンスも楽。

自分が旅を楽しむための バイクだから・・・

と、勇気を出して 一番車高の低くて軽いserrowに決めたのだ。

乗り出して 好きになってしまえば
外見なんて問題じゃない。

かっこ悪いと思ってた、あの とんがったヘルメットやら
ごついオフロードブーツまで揃えて(怪我したくなかったので)
テントや寝袋に ガスコンロまで買って
毎週末 一人で 近場のレベルの高くない林道を制覇するのが楽しみになっていました。

欠点は・・・足が届かないことかな(笑)
あんこ、全部抜いてたんだけれど(爆)
キックだったので、スタンド立てないと キックができなくて
ぬかるみや 石ばかりの道で転んでエンストしちゃうと
スタンドも立たなくて困った(^^;
信号待ちも 路肩に片足乗せてないと 危なかったし。

プラグやオイル交換も 全部 自分でやってた。
大雨のなか 川にテント張って、熊におびえて
一人で叫んでたことや(笑)
日帰りで 富士山登頂したことや
バイクと過ごした想い出と武勇伝は尽きない。

そんな楽しいバイクライフも長く続かなくて 一人の男の前には
簡単に崩れてしまったのでした。

寒い冬の高速道路を 関西まで雨に打たれて走って、
駅で彼を見つけたとき
その 胸の暖かさに 溺れてしまったの。
ごめんね、serrowちゃん。
あの日、それきり、彼の実家に置き去りにして
寄りそうようにして 彼と暮らしだしたら、子供ができちゃったの(笑)
若かったんだなぁ〜

男性と つきあうのも
バイクを選ぶときと同じくらい悩んでいたら
人生も違っていたかもしれない。

と、今さら 思ってみたりして。

目の前の、簡単に手に入る幸せな誘惑には弱いものなのね。

今なら 年も取ってるし(^^;
自分の ライフスタイルとか 夢も、昔よりずっと
確立してるから
目の前の誘惑に 流されない自信はあったりするけれど(笑)

子供が構わなくていい 年頃になったら
また バイクライフを始めよう、と
絶対 実現させようと思ってる。

今度は 渋い、シンプルなフォームのSDRにも憧れるけれど
やっぱり オフの魅力は 捨てがたい・・・
かっこいいバイクライフとは 縁遠いかも。
でも
やっぱり 楽しくなかったら 損だ。

男も。
外見じゃなくて 中身だと 思うようになった(笑)

待っててね。いつかまた出会う、私のバイクちゃん。
いつかまた出会う、私の・・・彼・・・?
             (↑ほんとに出会うのか!?)

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