ゆらりくらり
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2006年06月30日(金) 旅行の話 3

観光 野外編

☆青の洞窟
カプリ島の港に高速船が着くと、
イタリア人スタッフが、モーターボートの船長と交渉して
乗り込んでは出発してゆくのです。
洞窟には先着順で入ることになるのですが
それが、タイミングが悪いばあいには2時間以上その場で待つ
なんて話を聞かされましたよ。
もし舟に酔ったら青息吐息ですよ。
運悪く、風邪を引いてから行った私は、もはや高速船で酔っていたので
モーターの振動が臓腑に厳しかった・・・
それでもまだ風が吹くだけましかなぁ。
止まったままだと酔いやすいということで、ボートは時々動かしてもらえました。
現地のスタッフはもうみんな知り合いなので、
列を乱すと順番が守られないということもないようです。

ということで、約1時間。
少し眠ることもできて、汗だくだけど体調は回復。
いよいよ手漕ぎボートです。
船底に足を伸ばして座り、入り口では寝そべって
岩の隙間を潜り抜けるのです。
もはやオールではなく、岩肌に取り付けられた鎖を
船頭さんが引っ張って船が滑り込んでいくのです。
中は思ったより暗く、狭い!
しかし、振り返るとそこには

不思議としか言いようのない、青い光があるのです。

・・・ゲームだったらぜったいココが回復の泉だな。

船頭さんはそれぞれ同じメロディーを、鼻歌だったり掛け声だったり
いい声だったり口笛だったりで 奏でています。
ここでぼったくられることもあるとか(歌にチップよこせと)。
しかし今はもう次々と乗せる客がいるし、なにもなかったです。
そんで、1人1ユーロを船頭さんに渡す決まりになっているらしいし
うっかり50セントを渡した人は残りを請求されてましたよ(笑
速やかに乗せて、速やかに船を戻せば小銭も稼げるというものです。

えーと・・・私のカメラは真っ暗な映像しかなかったので、
いっちゃんからもらった写真をのちほどアップしたいと思います。

☆カプリ島
青の洞窟から戻ったら、お昼に向かいます。
なんだかんだで朝も早く、乗り物にヤラレつつもお腹が空いてきました。
なんといっても 陸地よ!陸地! 揺れてないわ〜〜〜
しかし小型のバスに乗り、細い細い山道をくねくね登っていくのでした。
島だから、山の上に町があるんだよね。
ご飯を食べて、しばし自由時間。
見晴らしのいい場所があって、海の色がきれいでした。
もうちょっとのんびりできたらいいのにね。
観光者用のお店がたちならぶ通りしか見られないのは少し残念です。
そしてまた、バスに乗って高速船に乗って高速バスに乗って・・

☆フォロ・ロマーノ
有名な観光地。
コロッセオと、パラティーノの丘(高級住宅地跡?)にはチケットが必要で
しかも開園前に行ったので、今回はフォロ・ロマーノだけ。
だけっつっても広いです。
ゆっくりゆっくり歩きます。
ほとんど予習をしてこなかったのですが、
広場の広さ、遺跡の大きさといったらないですよね。
古代ローマ人は身長5メートルか?と思うよ。
でもそんなことない。
現在は奴隷とかないし、時間もないし
たとえすぐれた重機があるとしても、同じものは作れないだろうなぁ。

1度本物を見ると、いろいろな記事を読んだときの感覚がちがいますね。
写真も、あ、これは・・・と思うし。
あの場所はこういうところだったのかー。と
再訪への興味がわいてきます。
もう一度行ったら、ぜひコロッセオと丘も見たいですね。
塩野七海を読んでみようという気になりました。
(カタカナの名前が覚えられなくて、物語についていけないのが課題)

☆トレヴィの泉
広かったです。まだ早めの時間だったので
そんなに混んでもいなかったし。
コインを肩越しに投げ入れると、ローマ再訪が叶うと言われている
泉(噴水)です。
投げてきました。
肩越しというのは、右手なら左の肩、左手なら右の肩ということのようです。
たぶん、曇りの昼間よりは
夜のライトアップのほうが綺麗でよさそうです。
ライトアップ、見たかったな。

☆スペイン広場
結構狭い階段です。
映画(ローマの休日)の影響で、ごみを捨てる人が多くなり
今は座り込みと飲食が一応禁止になっているらしいです。
広場って・・・ゆうかただの階段。
ここはとあることで有名な場所だったのです。
それは私たちにとって悲しい出来事でした・・・
ミサンガ詐欺にやすやすと引っ掛かってしまいました。
この件はあとで書きます。
そんなわけでもうべつに行きたくないです。

☆ナヴォーナ広場
4つの噴水がある広場。
レストランがたくさんある地域です。
思ったよりも狭く感じたのですが、それはフォロ・ロマーノの後だったからかも。
これからおひるごはんというタイミングだったので
なんとなく素通りしてしまいました。

☆ボボリ庭園
フィレンツェの、ビッティ宮殿というところの奥にある
小高い丘の一面が庭園。広い広い。
ビッティ宮殿とボボリ庭園の共通チケットが8ユーロだったけど
宮殿てどこを見ればいいのかよくわからなかったな。

日差しも強くて暑かったけれど、
木陰は涼しくて、一角には野良猫がちらほらいて
フィレンツェの街並みが美しく見える場所もあったり
しばふに寝転がる人もいて、観光客客も少ない。
のんびりとお散歩。
イギリスの庭園もステキだけど、
こういう、丘全体が庭っていうのも、ステキですね。
庭というのは家の横にある土地の余りではなくて
プライベートな「手入れされた空間」ということなのだなぁ。

フィレンツェは案外狭い町で
お目当ての美術とかがないと、もてあましてしまう。
そんなときは、ここでのんびりするといいかもしれません。

屋内観光地のほうがむしろハードだったかも。


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