ゆらりくらり
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さて、そんなアバウトな作り方で、じゅう〜ぶんにおいしいお粥が炊けました。 さらさらとしたお粥です。
ゆにに「番茶で作ったよ〜。黄緑の綺麗なお粥」と言ったら 「番茶ってほうじ茶みたいな色じゃないの?」とかえってきました。 そういえば実家ではほうじ茶のことを「番茶」と言ってました。 でも、ゆには「番茶が無いからほうじ茶で作ってる」とのこと。
んん?番茶の謎、深まれり。 そこで本を見てみると 番茶というのは一般に、煎茶を摘み終わった後の 固い茶葉や大きな茶葉で作られるもので 2番3番目という意味で「番茶」と言うらしいです。 つまりこれは緑茶です。 ほうじ茶に使われる茶葉は、番茶が多いので ほうじ茶を番茶と呼ぶ地域も多いようです。
でもこれとは別に、京都には京番茶というのがあって、 なんと揉まずに葉っぱのままお茶に形成されているの。 お湯を注いだだけでは抽出されないので、やかんや土瓶で煮出して飲むんだって。
ゆにと話してたんだけど、佐渡の文化っていろんなところのいいところを いろいろ隠し持ってるのね。 特に京都の流れが濃くって、茶粥につかわれている「番茶」も 京番茶のようです。
お粥を炊く前にお茶を「煮出す」のも、京番茶だからなのね。 普通の日本茶は(特に高級な茶葉)もまれてお茶成分に続いて苦味も抽出されやすいので、あまり長い時間煮出さないほうがいいかもしれないです。 でもね、作り方がね、結構中国のお粥にも似てるの。 烏龍茶で同じように。 さらにさらに中国のお粥はさらさらしているので(ギャグちゃうで〜) 食べる、ではなく「飲む」と表現するんだって。
はお〜 ゆにのおかげでおいしい世界が広がりました。 なんとほうじ茶も買ってきちゃったよ。 いろんなお茶で試してみたいです。新米も届いたしね♪
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