あやのLA Diary
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2004年06月20日(日) |
Weatlake VillageでJazz Gig |
なんだか追いついたと思ったらまた時間が経っちゃった。三日坊主プラス怠け者、どうにかしなくちゃね。 っていうか、まあそれなりに忙しかったんでありますが。
土曜日、普段から一緒にお仕事をしている、かなりセンスの良いFunk Band、"Blade CO."のリーダーであるMichael Blade(Sax)がWestlakeというLAからだと45分くらいの高級住宅地にある新しいレストランでJazzのgigを始める事になったので、お仕事しに行ってきました。

"NOW OPEN"が激しくダサイですが、お気になさらぬよう。
ここにはアコースティックグランドが置いてあり、私は今回キーボードを持っていかなくても良いと言われたので、嬉しくなっちゃった。だって重いんだもん。キーボード。

私達はレストランの隣のバーラウンジでの演奏だったので、最初のセットは静かなJazzを、とリクエストされていたので、定番のBossa,"Girl from Ipanema" やら" Green Dolphin Street", "Satin Doll"等、心地よいスムースなJazzを演奏しました。 リーダーのマイケルも今回初めて一緒にplayするDrummerの人も両方歌を歌うので、Marvin Gayeの”What's goin' on"や"Grapevine”等を演奏し始めた頃には段々お客さんも盛り上がり始め、中には立ち上がってダンスを始める人たちも出てきました。
結局この日は1時間ずつ演奏、15分休憩で3セットだったのですが、1時間に演奏出来る曲って結構あるんですよね。頑張って引っ張って一曲15分にはならないかな。。そんな感じだから曲選びも、全員が知っている曲を選ぶとなると結構大変なんです。 この日のBassistは、やはりマイケルとは初めて演奏する人で、私は何度か色々なバンドで当たった事がある人でしたが、いや〜。完璧にJazz Attitudeの人で、譜面があれば読めるし、聞いた事があれば、多分大丈夫だと思う。。かな〜?みたいな人だったので、知ってるとコールした曲も本当は出来なくて、曲が始まってから、あまりにも分かっていないので、しょうがなく私が弾き始めた左手がのBass音(本来は私がBass音を弾いている時点でおかしいんです。だってBass弾くのは私の仕事ではないからね。)をなぞりながら弾くんです。 知らないんだったら、知らないって言ってくれないと。。
リーダーは、前もって曲のリストを知らせてくれているので、知らないっていうのもおかしい話なんだけど。 で、うちのリーダーはその辺、とても厳しくって、ステージ上であやふやだと、後できちんと”知らないんだったら知らないって言ってくれないと困る!”と怒られちゃうんです。 特にBassはバンドの要でしょう。Bassがしっかりしてくれていないと格好悪いから。 案の定、リーダーは機嫌が悪くなっちゃって、最後にはBassistと喧嘩を始めてしまい、最後には”もう一生奴は使わない!”と宣言してました。 あーあ。 "Blade CO."のFunkバンドのBassistは、曲は知ってる上に、もんのすごくFunkyなんです。やはり厳しくて、勉強不足だと怒られるし(特に私はアメリカで育っていないから、皆んなが知っているFunk standardを知らなくて、ギグの度に何十曲も勉強していかなければいけなかったりして。これはこちらで活躍している日本人のMusician、皆んなが声を揃えて”大変だったよね〜〜。”と涙目になるネタです。。自分のパーツ覚えて、曲覚えて、たまにコーラスまで覚えなきゃいけないと受験勉強さながら、一夜漬けとかしてしまう程。あー、あれだけはもう勘弁して欲しい。。でもあるんだ、たまに。)、良い演奏をすればきちんと誉めてくれるし。いずれにしても良い勉強です。
Funkのスタンダードは一回覚えちゃうと、他のギグでも問題なく演奏出来るので、今となってはリーダーに感謝してますけどね。
結局セットが進むにつれて、段々Funkyになって来て、”Brick House"とか”Mustang Sally”とか”Superstition"等で盛り上がりギグが終わりました。いや〜〜。しかし一晩ピアノ弾いて腕が疲れた。。PAがなってなくてすごく力を入れて弾いてたようです。小指の爪もはがれかけちゃったし。。。
でもピアノが一番。キーボードを弾くより楽しいです。でもこれからここで演奏する時は、小さなキーボードも持って行って両方を弾こう!と決めたんでした。 ここでの次のギグは7月3日。また楽しみだなあ〜。
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