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オオカミ

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2005年12月16日(金)
シンパシー

テレパシストに
なりたいかい?

痛いと
そう聞き取れた時に

自分に出来ることが無い場合
それは哀しいもんだろう

嫌いと
対する刃がみえた時に

ぶつかり合う双方を自分が好きなら
それは苦しいもんだろう

ねえ…
…テレパシストに
なりたいだって?

誰もに一つや二つ傷はあるのに
みられると
すぐに全てが崩れてしまう
深い…傷が…

…ねえ…?


今日の一口<触れて欲しいと願う心に素直になれたら>


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シンパシーってものすごく不確かだけれども
自分はとても好きだったりします

不確かで掴めないもの程それが認められた時が
すごく嬉しくなったりする

もちろん良い面と悪い面があって
伝わりすぎると重くとられたり疲れたりして

そういうところを詩にしているわけですが



例えば傷



誰もについているだろう傷


あまりに痛くて暗くて決して誰にも見られたくない

それでもそれを誰かに触れて欲しい


そんな思いに気がついてあげれれば
そして気がついてもらえれば
それはシンパシーですよね


テレパシストになりたいかい

なんて問いかけは


そんな
なって悪いものを見たいのかという−の諦感と
それでも触れてくれるのかという+の意思が
こめられていたりします

それは
傷つきたくない臆病な心と
それでも人と共にいたいという本心



きっと誰もが持っている
心の揺らぎ