先日、尚さんと桂さんという二人の友人と 酒を呑みに行ったわけなのだけれども
この二人はお互いが認め合っているほどに感覚が対照的だ
桂さんは行動よりも思考を先に巡らせてから、行動をする 思考重視型
尚さんは勘で行動を選び、そしておそらくは行動しながら考える 行動重視型
その二人と飲み屋で会話をしていたわけなのだけれども
その中で自分はどうなのかということを 頭の中に浮かべていた
というのも尚さんに飲み屋に行く前の会話の中から
それじゃあ雷くんはKたん(桂さんの愛称)と僕の真ん中くらいの人なんやね
といわれたからなのだが
何のこともなく交わしたその会話で とあることに気が付いたのだ
実は自分はここでこんな風に色々と考えて 文章を綴っているが
普段の行動自体は尚さんのパターンに 至極近いのだ
昔は確かに桂さんと同じで 考えてから動く人間だったのだが
おっと失礼。 昔とは約五年ほど前まではと解釈してほしい
その頃に自分はそれまでにしてきていた 行動する前に考えるとか考えてから 動くといったやり方をやめた
要は普段から考えるという事を放棄したのだ
まあ、それでも、相手の言葉の中から 選択肢を樹の枝のようにいくつも伸ばし
相手の心の内面を読み取るような作業や 視点を変えてのその言葉の意味を探るような作業を やってしまうのだけれど
それは直感といっていいスピードなのだ 勝手に考えてしまう。癖だと思ってもらえばいい
その癖と直感のみで行動しているのが 行動するときの普段の今の自分なのだ
だが、その頃と比べて考える事を 怠っているわけでは無いつもりだ 日記を毎日書く以外にも 一人の時は思考の海に沈む
兄弟いわく考えすぎといわれるほど 考えを膨らませることも多々ある
自分にとったら足りないから この日記を設けたわけなのだけれども
この日記もいらないのではないかと 言われたほどだ
考える時間をふやさんでええやろうと
そんな理由から 自分が尚さんに先の台詞の前に答えた台詞は
考えるときは考える 普段動くときは直感で動く
だったのだが
それでここで気がついたことというのは
先に上げた二つの型をギアという言葉に置き換えると
自分にはギアが二つあるということだ
思考してから行動するギアと 直感で行動するギア
そしてそのギアを二つとも噛み合わせ回す時
すなわち桂さんと尚さんのような 型の違う方達と共にいる時
ものすごくコミュニケーション能力が上がることに気がついた
自分は一人の時が一番行動能力や思考能力が大きいのだけれど
その一人で行動するときに近い行動能力と 思考能力が表に出るのだ
要は好きな自分になるということだ
今までは全く気がつかなかったが確かにそうだ
考え深い人とは考え深い会話を 直感で言葉を発する人には直感で言葉を返す
合わせるわけではなく自分は 自然体でそれをやっているのだが
そんな二つの行動が混ざり合い ギアが噛み合って
回り出した時
自分はとても良い状態になるのだ
昔から知ってる人と話す時 自分は好きな自分を出せるが
それに近いものが自分の中に作られる気がする
もちろん1対1でも仲良くなればそれは可能なのだけれども
とても不思議な気がした
思わず飲み屋での会話の中なんかでは
尚さんがいるとギアが回っていいなあ
なんて言ってしまったほどだ
桂さんといる時はそれはそれで1対1の時の自分が自然体として形作られるが
尚さんが加わったことで好きな自分が自然体として形作られたわけだ
仲のとても良い人にしか見せない自分が
これは尚さんだけでもありえなかっただろう。
だから本当は
お二人がそろっていると自分もギアが回っていいなあ
と言うべきだったのだけれど
まあ、そこは愛嬌ということで 割愛していただきたい
自分で言うと笑えてしまうけれども 天邪鬼なのだ。ひねくれ者なのだ 自分は。
しかし・・今日のこの日記の考えは 先日呑んでいるときに頭の中で 一瞬自問自答していただけな訳なのだけれど 文章に表すとここまで長くなるとは
やはり心の内を表現するというのは なかなか難しいものだ
今日の一口<好きな自分を見せていこう>
|