Food for Thought
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2004年02月11日(水) 冬眠中のカエル発見

 ついこの間までは寒くてとてもガーデニングという気分でなかったのが、節分、立春を迎えると不思議と園芸の虫がうずいてくる。冬の間中、家の前に放置しておいた枯れたプランターが急に恥ずかしく思えてきて、園芸店に出かける。残念ながら店に並ぶ花の種類はまだ少ない。迷った挙句、丈夫で育てやすいという条件にかなった水仙、プリムラ、ノースポール、ビオラ、エリカを選ぶ。安いものばかり...高いものはえてしてデリケートで枯れやすいから…エリカなんか半額であった。プリムラという花も、赤という色も初めてだ。メルヘンチックな姿が好みではなかったのだが、この花が一番「旬」のようだったので。赤にしたのは、何かで「赤い花の咲く家には美人がいる」と読んだ頭があったからか、それともイメチェン願望か。
 植え替えのため、ベランダ脇に置いてあった使いかけの培養土の袋を動かしたら下に冬眠中のカエル様が…「おどかしてごめんね〜」とまた後で元に戻しておく。啓蟄には本当に土の中から出てくるのだろうか。今年は3月5日ということなので、覚えていたらチェックしてみよう。夏頃、物干しの台の下にいたのと同じヤツだと思われ。こんな猫の額のような庭に居着いてくれるとは、愛いヤツ。家の中にはヤモリと蜘蛛も住み着いているけど、虫とかを食べてくれるから同居させておく。たまに、掃除機で吸い込みそうになって慌てちゃうけど。
 夫が「ほんと、怖いから」としつこく読ませたがっていた、山岸涼子の『わたしの人形は良い人形』をついに手にする。夜に読むのはいやだったので、今日の昼間はちょうどよい日和であった。なかなか怖い。まえは楳図かずおの『おろち』を読まされたからなあ。これもかなり強烈であった。小学生の子も読んで、我が家ではしばらく「ひぃ〜ぃ〜!!」「こわいッ!!」と言うのが流行っていた。


駿馬 |MAIL

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