「明日、ママがいない」ってドラマのCMの「親からもらった名前なんてもう要らない」という台詞を聞くたびに、Ω一期のパラドクスを思い出す。予知能力を持つばかりに愛してくれるはずの親が愛してくれない。それでも家族の無事を願って予知を伝えずにいられない……。あの回想シーン、切ないやら悲しいやらで大好きだ。両親が彼女の本名を愛をこめて呼んでくれなくても、彼女自身が本名に戻ってもいいと思える相手(名前ごと自分を愛してくれるし、愛を返せる人)がちゃんといたら良かったのになあ。