だらだら日記

2010年11月04日(木) LC203話感想

アニメ情報がなかなか来ないロストキャンバス203話感想。

ま、結局次代で負けるんだけどね☆
ざま見ろラダマンティス。

まったく何ですか、敵に塩を送っての「貴様を倒すのはこのラダマンティスぞ!」的展開は。かっこよすぎてほんと腹立つわ。
ラダマンティスにアローンを倒せるわけもないし、クリアできる勝利条件の一切ない無謀な戦いにしかならないんじゃないか。そう思ってたのに、全然そんなことにならなかったよ! 何これラダマンティス本当にかっこいい。読み終えてからずっと胸がいっぱいで、興奮しっぱなしです。ほんと腹立つなラダマンティス。

冒頭1ページ目は、正にアローンの言うように「その体で何をすると」って気分だったし、「貴様を滅ぼすため」と返した言葉にも無理無理絶対無理としか思えなかった。ラダマンティスの絵にアローンが手を加えた時にも、この技があるんだから断然アローンの方が有利じゃんねと改めて思った。
ラダマンティスに出来ることなんて、せいぜい冥闘士としての生き様を見せ付けることくらいしかないんじゃないか。
15ページ目まで、真剣にそんなことばっかり考えてて、負け戦確定のイベント戦闘だとばっかり思ってたのに、16ページで大逆転。
ちゃんと在ったんだなあ、ラダマンティスに出来ること。クリアできる勝利条件。なんていうか、3ターン以内にアテナの絵(オブジェクト扱い)にダメージを与える、って感じですかね。
パンドラ様の雷攻撃はレグルスたちの絵に通じなかったけれど、ラダマンの直接攻撃がアテナの絵に届いたのは、真実の色レベルが高かったからなんでしょうか。それとも、普通に魔法は無効化・直接攻撃のみ可、みたいな?
アローンもパンドラ様も、アテナの力を解放する一手を加えることを予想だにしなかったようだから、単純に防壁が足りなかっただけかもしれないけども。
アテナの力はいつか解放されるものと思ってましたが、それを行うのがラダマンティスになるとは思ってもみませんでした。ハーデスに絶対の忠誠を誓うラダマンティスが、アテナの手助けをすることになるなんて。
21巻ではあくまでアテナ軍と対抗する立場として戦って、今期の聖戦を終わらせることを優先してはいなかった。叶うなら、やっぱり自らアローンを打ち倒そうとしてたんじゃなかろうか。レグルスと戦い、あの結末に至ったことで、聖戦の決着を次代送りにする以外、ラダマンティスがハーデスのために戦う術はなくなってしまったんですよね。

この賭けは、結構リスキーだったと思う。聖戦の決着が一時的なものに終わらず、ここで聖域の完全勝利を収めることになるかもしれなかったわけで……。それに、次代送りにすれば勝てるというものでもない。実際、20世紀の聖戦を知る身としては、冥王軍の負けが分かってるだけに残念だったなラダマンティスザマミロとも思っちまう。(ひでえ)
あのままアローンがアテナの力を封じていれば、冥王軍の勝利は成らなかったかも知れないけど、アテナ軍の敗北は導いていたかもしれない。
それでも、ラダマンティスは、「アテナ軍の敗北」ではなく「冥王軍の勝利」に繋がるかもしれない道を選んだんだよなあ。あくまで冥闘士として、ハーデスのために。
しかし、ここで粘って決着を引き延ばしたラダが次の聖戦でいきなりお預け食らうってことは、ハーデス様的には「あそこでアテナやっつけとけば良かったのにさー」てお怒りだったりして(苦笑)。

カルディアと親子獅子スキーとしては、彼らと戦ったことが今回の行いに影響を与えてないとは思えないので、一人で勝手にそういうものだと思っときます(苦笑)。ハーデスへの忠誠を貫いた上で、聖闘士たちから受けた感銘を男気で返したんだと思うと、双方かっこいいじゃないですか。
イリアスさんが天命を語ったことも、カルディアがデジェルを進ませるために戦ったことも、レグルスが諦めずに喰らいついてきたことも、ラダマンティスを動かす一端になったんだと思ったら、なんでラダばっか生きてんだよ馬鹿ー!な気持ちも収まりましたよ(苦笑)。カルディアがハートに火をつけてレグルスがハートを貫いたから、アテナの力は復活するんだよってさ。こう思ったらもうすごい武勲じゃないですかい? ていうかとりあえずそういうことにする(笑)。
ラダマンティスが聖域に加担した今なら聖域側で戦う大義名分があるから、参戦するチャンスだよー、水鏡(笑)。

とりあえずアローンの横っ面は張り倒せなくても、一矢報いることが出来て読んでて溜飲下がりましたとも!
でも、アローンの本音ってどっちかというと「テンマに倒してほしい」ってところじゃないかと思うので、ある意味これも「してやったり」だったりするのかもなー(汗)。

今回もパンドラ様は絶好調にヒロインしてました。
一度折れたら、素直に人の心配する娘さんになっちゃって、もうほんとすごいヒロイン然。
ラダマンティスに駆け寄って叱りながら心配するところとか、一人でもアローンに立ち向かおうとするところとか、可愛すぎて困る……。パンドラ様は一応ヒロインじゃないはずなのに、どう見てもヒロインで困る。
こんな姿を先に示していたら、バレンタインに「この妄執女!(短縮形)」と罵られることもなかったろうに。
パンドラ様についていったラダマンティス、全然犬死しそうにないよ。良かったな、バレンタイン。むしろすっごく男前な最期を迎えそうだよ。バレンタインじゃなくても惚れるわこれ。って、実際バレンタイン以外も惚れこんでるからシルフィードたち親衛隊が存在するんだよな。
ここでラダが一人で逝っちゃったら、パンドラ様は次にどう動くんだろ。ラダマンティス一人ではアテナの絵を崩しきれずに、パンドラ様の加勢で完全にアテナの力を解放できたら、パンドラ様のヒロインポジが確立しちゃいそうですが……。
いっそここで二人そろって討ち死に、とかさ。……寂しいな、それ。もう一回くらいパンドラ様とサーシャの対決見たい。本気のアテナと対決してすっきり負けてもいいんじゃなかろうか。……やっぱ寂しいな、なんか。

これで次はサーシャのターン! かな?
まさかサーシャVSチェシャなんて弱いものいじめ対決になりませんように!(笑)

それにしても、LCアニメ情報はいまださっぱりですね。
こんだけ待たされるならいっそ「文句があるなら魔宮にいらっしゃい」までキリよくアニメ化してくれないなあ。そんでアイアコスとバイオと同じOPのカットにおさめてくださいな……。


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