24日到着予定となってて、ハラハラさせられたLCアニメ4巻、無事発売日に届きました! わーい、良かった〜。これで明日到着なんてことになってたら、LC本編感想も書きたいアニメも見たい書きたいで、えらいことになってたと思うので(汗)。
* では、まずは7話感想総括〜。 4巻用プロモで見ていて、結構絵の雰囲気が原作チックだなあと思っていた7話は、絵だけじゃなく何かと演出も良かったです。 毎度、こんな感じでやってくれたら最高なんだけどなあ。というレベル。個人的にツボど真ん中ストライク過ぎです、7話。
4巻冒頭のテンマたちの会話、いろいろ膨らませてあって良かったです。冥闘士の不死を説明する時、ユズがちょっと言い辛そうにするのがいい。これまでの戦闘が徒労であったと知り、驚く耶人とテンマもいいですね。原作だとあっさり流された部分だったけど、このままでは絶対に勝てないという条件の不利さが際立つ演出で好きです、この追加エピソード。 それと、マンドレイク復活予告ありがとー!! いや、これ、原作にはないエピソードなので、原作でヒョードル復活はないかもしれないんですが、ヒョードルは数珠完成前に倒されているんだから、復活登場してもおかしくないんだという再確認にはなったと思うんですよね。何も守り人登場してくれとは言わないから、その前座でもいいんで再登場してくれないかな〜。 ケルベロスが現れての「何だこいつ!?」を耶人の台詞にしてくれたのは耶人好きとして嬉しい半面、「げっ」が消えちゃったのは寂しかったりもします。耶人はもっとへたれてていいのに(笑)。折角、聖衣を着てるのは自分だけだからと前に出ても、結局テンマに任せざるを得ないそんな耶人が大好きさ! ユニコーンギャロップで、ぎゅるぎゅる回るのがいいなあ、この場面。7話、ユニコーンギャロップに限らず、必殺技はどれもいい演出だったんですよね。LCのアニメじゃないみたいだ(苦笑)。 ここのペガサス流星拳、ほんとに初めてくらいに、ちゃんと流星拳っぽい……って思えたんですよね。その直前の、構えてペガサス背負って殴るってそれだけの演出も、なぜかすっごくよく見えた。
第七獄についての説明はあるけれど、タール池の名は出なくて残念。バイオの伏線になるとこなんですよ、大事なとこなんですよ……! どうせそこまでアニメ化しないとか言わずに、タールの説明欲しかったなあ〜。あれじゃ、ただの血の池地獄にしか見えん。で、血の池地獄って他にあったんじゃなかったか……?
アローンが、わざわざテンマに顔近づけるあたりは良かったです。 で、アローンの誘いを断ったテンマの後ろで、耶人が安心して笑うのが……! たまらんよ、耶人サービスたまらんよ!! 最初、アニメは耶人スキーの俺の気持ちを分かってないぜと思ってましたが、いまや耶人がアニメで一番いいキャラしてると思うくらい耶人を素敵に描いてくれてるなと思います。むしろ、最初にアレだけ偉そうにしてて、今へたれてるから、よけいに転落具合が素晴らしい。(超褒めてる) 原作の、キッとハーデスの方見据えてる耶人も好きなんですが、アニメでの「にこっ」も大好きです。 「聖戦を終わらせてやったのによ!」で、ばっちり殴られる瞬間まで描かれてるのも可愛くていいなあ。ユズの目は、原作より冷ややかなような(苦笑)。
血の大瀑布については、アニメで色々説明追加されてて分かりやすくなってた感じでした。しかし、木欒子が血の大瀑布の血を吸って育ったっていうと、なんだか設定えぐい……ですね……(汗)。 血の大瀑布が割れてアスミタが登場する場面は、原作の方が迫力ある感じで好きかな。
あ、7話はいろいろ好きなんですが、ハスガード様&童虎についてはやり直しを要求……したく……。 や、やっぱ杉田……無理でした……。私、杉田のハスガード様ダメでした(汗)。 杉田さん自体は、けして嫌いな方ではないのですが、ハス様はちょっとやっぱり私の中のハスガード様イメージと違いすぎました(汗)。 でもって、童虎たんも私の中の童虎と違いすぎるので、もうあの場面は全体的に「違うんだー!」と思っちゃっていかんです。 アニメの童虎たんはナイスガイでも良しと半分は吹っ切ってるので、同じようにアニメのハス様はあれでいいと吹っ切れるようになれればいいんでしょうが……。 あと、あの童虎の頭をぐしゃっとやる場面は、ハスガード様の性格を表現するものとして、外さないで欲しかったです。気さくで豪放、同じ黄金であっても年長の身からは子どものように扱いもしちゃう……ってハスガード様だからこそ、アスミタについての警戒がよほどのものだと伝わってくるんじゃないのかなあ。 だから、あの「ぐしゃ」を省いてしまうのは、なんか、ちょっと、物足りないようなもったいないような……。 テンマ生還の可能性を知った童虎の台詞についても、原作の方が可愛くて好きなんですよね。あの「驚かされることばかり」って言い方とか。
逆に、アスミタの台詞の変えようは、いろいろ好きだなあ。削ってある部分も、追加してある部分も、変えちゃってる部分もあるのですが、全体的にいい具合の改造だと思いました。 あと、アスミタの手の動きがいちいちきれいで。目を引く。 六道輪廻の表現もいいなあ。 「天界極楽」、原作だと本当に最初の聖戦の初代天馬星座VSハーデスっぽい絵ががつんと来て、かっこよくて好きなのですが、アニメでの天馬星座の罪の説明とあわせてテンマVSアローン絵としてるのもかっこよくて好きです。 天舞宝輪の演出も好きです。 「五感を失う=消滅」を、透けてく体で表現してるのがかっこいい。視覚剥奪で、暗闇に線で人物を表現するあたり、きれいだし、本当に闇の中ですよって感じが出ててうまいなと思って見てました。 サーシャを殺す映像を見せられ、テンマが怒る場面、ここでアスミタがカーンで防ぐのも好きです。で、攻撃受けながら満足げに笑ってるの。素敵過ぎるアスミタ。一発目を防がれて、でも諦めずに追撃するテンマの根性も良い。
* 8話感想総括。 最初の頃、7話の方が絵が良かったなあ……と思っていたら、Aパートの途中あたりから俄然かっこよくなった。エトヴァルトがやばい。いろいろやばい。 ただ、全体の演出としては、7話の方が好みでした。
改めて思うと、木欒子の結実のためにわざとテンマのこと怒らせてたのか、アスミタ。性格わr……いや策士ですね。
スタンドの、冥衣の足で対象を引っつかんでのスタンド・バイ・ミーが地味にかっこよかったです。原作もそうなんだけど、アニメだと動きがつく分よけいにかっこいい。4巻はマジで必殺技演出いいなあ。 ユニコーンギャロップが命中し、スタンドの殴りも命中し、スタンドから離れた瞬間に現世に帰る演出はかっこよくて好きなのですが、原作の「やっぱ死なねぇ…」が消されてたのは寂しいです。刀が身代わりに……の省略も残念。
パンドラ様が木欒子の奪還命令を出すってことは、アニメでは自分らの弱点に気づいてたってことになるわけですね。原作より優秀? それでも失敗しちゃうあたり、さすがのパンドラ様か……。
アスミタの、超大人気ない「再び口をきけなくしてやろうか」が省かれたのは非常に残念。あれは私の中では大事な台詞だった……(苦笑)。 数珠をとっとと作ってれば云々の流れが省かれたのも残念。アスミタがいたからこそ冥界の様子を知れて……ってことで、アスミタの重要度が上がる会話だと思ってたんですが。 セブンセンシズの説明もないしね……。アスミタじゃないと数珠を完成できなかったと言う理由付けが、アニメはちょっと薄い気がする。
で、やられエトヴァルトのアップあたりから、全体的に作画が好みの感じになってきまして。 エトヴァルトの美形っぷりは本当に素晴らしかったです。 チェシャも良かったなあ。「手ごわいネズミを相手に〜」のあたり、発言が猫っぽくて良い。 表情も声も大変に小憎たらしい感じで、素晴らしいキャラしてたかと。
「不死身だかなんだか知らねーが」の時のテンマの表情も好きだなあ。 ここの三人共闘、原作でも好きな場面なのですが、アニメでもいい動きしててかっこよくて良かったです。 ユズのストールの動かし方とか、ユズの後ろからフェイントのように耶人が仕掛けるところとか、アニメがきれいに再現しててくれて嬉しい。 二人がちょっと避けて、後ろから割って入るようにテンマが流星拳をぶちかますとこも好きだなあ。ここの流星拳もかっこいいと思う。ちょっとずつ、必殺技演出が進化してるような。
サーシャの首から下げているクロスは、案の定ペンダントに変更されてました。 これも、やはりメダイなのかもしれませんが、パッと見て宗教系のアイテムと分かりにくいんだよね……。 たとえアテナであっても、いやアテナだからこそ、よけいに改宗しなければならない、これまでの日常と否応なく切り離されるある種の残酷さが、これでは伝わりにくい。別にペンダント外さんでもええがねーな感じになっちゃうのがな(汗)。 アローンのクロスがユアーズエバーに取って代わられるのと同様、人としてのこれまでと神としてのこれからとの、境界となる場面だけに、本当に残念無念。宗教描写の関係なので、改変も仕方ないのかもしれないけど……。残念だなあ……。 だがしかし、サーシャの笑顔はプライスレス。可愛くて最高。そこに文句はなし。
天空覇邪魑魅魍魎、スローで見ないとテンマ思い切り吹っ飛ばされてるように見えるよ(苦笑)。いや、ちゃんと避けてたけどさ。ひどいやアスミタ。 天舞宝輪の演出はこの場面のものも良いですね。 そういえば、これ、冥界のテンマが「五感失うと消滅」と言われてたのと同じ理屈で、冥界の住人と化した冥闘士たちは五感を失うと消滅させられちゃうんだろうか。攻防一体といっても、普通の人間に仕掛けてこれほどの効果(=即死)は得られない気がするので。 数珠の色が静かに変わる場面も好きだー。
アスミタが消える場面、原作でもホワイトトーン重ねてる感じではあるのですが、アニメで全体的に薄くなってくのはちょっとなんか違うような気がしました。 聖衣だけは残るんだし、色を薄くするなら人物だけにするとか、光を強めることで輪郭をぼかすとかできなかったかなあ。そっちのが私は嬉しかったな。
で、今に始まったことではないのですが、アニメだと基本的に「ベヌウ」とか「バルゴ」とかではなく、名前で呼んでるのが、本当はちょっと寂しいです。 特に、4巻は、テンマとアスミタの距離の縮み方が、相手の呼称によく表現されていたと思うので……。 最初の頃は「バルゴ」と呼んでいるから、味方と分かり自分の聖衣のために血を分けてくれたアスミタのことを、「アスミタ」と名前で呼ぶようになる関係の変化が、うまく伝わってくると思うんですよね。 OVAなんだから、子供向けに分かりやすく……という配慮は不要のものだと思うし、この辺りについては原作準拠で行って欲しかったなあ。
* 続いて、声感想。
こちらが聞きなれてきたという理由もあるんでしょうが、ユズリハの小林沙苗さんの声や演技のイメージが、かなり自分内のユズに近い感じでした。「地獄の番犬ケルベロスだ! 気をつけろ!」あたりが特に好み。 下野くんの、アローンとハーデスの雰囲気変えてく演技もいいですね。結構、がっと変えてくれてて良かったです。 カッキーのテンマは、どんどん良くなってくし。 耶人は最初からOKな感じでしたが、巻を追うごとに可愛さが増してる気がする……。 ハーデスとアローンほど極端なわけではないけれど、サーシャとアテナも、本当はちょっとキャラ違うはずなんだよなあ、なんだかんだで。ので、今回の平野さんの、アスミタと話すアテナモードな声と、サーシャに戻っての「うふふ」の声と、ちょっと違う雰囲気出てるのが好きだなあと思いました。 セージ様&ハクレイ様と童虎については、今もちょっと違和感が(汗)。
以下は、新登場キャラについて。
アスミタ 素晴らしかったです。 声の感じも演技の感じも、もうアスミタそのまんまって感じ。はまり役過ぎです。 必殺技も、普通台詞も、最後の消えてく寸前の優しい声も、最初の頃の突き放す感じも、どれもこれも良かったなあ。 もう、モロ石田なんですが。不思議と、石田さんの声って、何聞いても石田さんーって感じがすごく強いのに、いろんな役や雰囲気を演じられるのですごいなあと思います。
ハスガード様 杉田さんのハスガード様は、前述の通り、自分的にはかなりイメージのズレが……。いやマジで、健太とトレードしようよと真剣に考えた(苦笑)。 杉田さんだと、無理して低めの声を出す形になるのか、ちょっと重過ぎるんですよね。低い声の人が明るく快活に演じてくれる方が、自分の中のイメージにはあってた気がします。 ただ、心配してたほどひどくはなかったので、そのうちひょっとしたら慣れるかも……。
スタンド 志村さん、サンプルボイスで聞いたときに思った「あれ? この声でスタンドってかっこよすぎじゃね?」の不安的中って感じでした。 すごくかっこいいんだけど……スタンドにかっこいい声を求めてなかった……(苦笑)。 この声で「ね、アイアコス様(はぁと)」を可愛くやってくれるイメージがわかない……って俺はスタンドに何を求めているんだ。(すいやせん)
エトヴァルト エトヴァルトも、イメージより男前声過ぎたかな。もうちょっと青臭い声の人で良かったんじゃないかと。
チェシャ 今回が初出演ではないのですが。 いやもう、ものすっごく良かったです。確かに保志さんの声なんだろうけど、なんだか別の人の声を思い出す感じでした。その、別の誰かが誰の声か、よく思い出せないけど……。誰かの声に似てる……。 まあ、それはそれとしておいといて、本当に、演技の感じもとても良かったし、チェシャの声としても違和感なかったです。原作よりショタ度下がって、その分邪悪度が増してる感じ。
* その他いろいろについて。 パッケージイラスト、耶人がメインで嬉しいです〜。(あれ? メインはアスミタですか? そうですか) ユズリハも美人で良いなあ。ほんと、不思議とアニメのユズは足より胸に目が行きます。
サブタイトルがかっこいい。好きだ!
おまけの設定画集も良かった良かった。マンドレイク素敵。 バイオの設定画も見たいけど、分解装着図で胸のある絵を見たくない……というか見せて欲しくないんですよね。そこは伏せておこうよと思う。
あと、プロモーションビデオ2と3を一括で流すのはセンスないと思った。改善を要求する。
* で、今回のOVA見て、なんか急に思い出したのが、主人公側は人間だから疲弊するけれど相手側は疲れないから不公平だし大変だしという何かの作品の戦闘で。なんだっけ、なんだっけもう思い出せないと思っていたのに、今この日記書いてるタイミングで思い出した。 エルサガのVS狂戦士ですわ。うん、あれ。間違いなくアレ。 やっぱ、どんどん再生する相手と戦うのって精神的にも参るよなあ。
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