みょうの日記
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何年前になるだろうか・・・。少なくともガチャがまだ外ネコだった頃で、ゴンが生きていた頃だから、6,7年前になるのか。 うちの近所でちょっとしたネコ騒動があった。 当時、日記にも書いていたと思ったが・・・もしかしたらここへ引越す前の日記だったかもしれない。 まぁ、早い話が近所の年配の女性が突然そこら中に餌をばら撒き始めたので、うちの外ネコたちもあおりを食らってちょっと問題になりかけた。 うちの外ネコたちは、別の話し合いで「増やさず殺さず」の円満解決済みだったので、「ここで勝手に増やされては困るから餌やりはやめてくれ」となんとか説得したのが一連の騒動だった。 しかし、なぜか彼女の突如のボランティア精神は私が煽ったせいだと思ったらしい旦那が、私のところに恫喝とともに乗り込んできて以来、彼女もうちの方には来なくなっていたのだが・・・。
突然、またその彼女が私のところへやってきたのだ。 どうやら彼女が面倒を見ていた子が一匹いなくなったので、私のところに来ていないかということだったのだが、そんな見当違いのことを言われても「いいえ」としか言えない。 彼女はまくし立てるように、「あのときは申し訳なかった」とか「一日も忘れたことはなかった」と涙ぐんで言い、さらに「ガチャは元気ですか」と泣くので仕方なしに(ガチャは彼女だけでなくうちの近所のいろんな人に可愛がられていたので)、顔を見せるだけならいいかと玄関先にガチャを抱いていったのだが。
どうしたことか、ガチャは彼女の顔を見た瞬間、恐ろしい勢いで家の中に逃げ込んでしまったのだ。他にも可愛がっていた人が面会を求めにきたときは大人しく触らせたというのにっ。 早々に彼女にお引取り頂いて、ガチャを探したのだが相当ショックを受けたように部屋の隅で小さくうずくまっていた。「ごめんごめん」と言いながら抱き上げたのだが、結局胸に顔をうずめたままの状態が小一時間ほど続いた。 あの人懐っこいガチャがなんで彼女に限ってあんなに怯えたのかなんて、考えたくもないが、もう会いに来てもぜったいに会わせないと心に誓った。 ガチャには悪いことしたなぁ・・・。
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