みょうの日記
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2008年02月14日(木) 成人18歳に引き下げ?

安易に18歳に引き下げて何かいいことでもあるのだろうか。
よく言われているが成人--いわゆる大人はたしかに生きてきた年数ではない。けれど、成人になるために必要な教育をまったく受けていない今、年齢だけ引き下げてもまったくの無意味だ。
昔の18歳はたしかに成人たる精神を持っていただろう。歴史を顧みれば十代前半でさえ大人として扱われた時代もある。
しかしそれは、大人としての自覚と心構え、精神をきっちり学んできたからこその成熟なのだ。

今はいつまでも、ヘタをすると二十歳を過ぎてさえ「まだ子供だから」などと甘やかし放題で、躾けるところを躾けず、教育するところを教育していないことが多いように思う。
社会人として、成人としての自覚と責任は「今日から成人になりました。さあ大人として振舞ってください」といきなり切替えられるものではない。
これは18歳どころか20歳過ぎた「成人」でさえ行動を見ていて、「本当に大人のやることか?」と大いに疑問に思うことが山ほどある。
仕方がない。
受験勉強のための勉強に重きを置いて、精神的教育の方はまったくの放置だったのだから。

言葉だけの「成人」をいきなり押し付ける前に、「成人」になれる人教育を行うのが先ではないだろうか。


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