みょうの日記
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2004年05月17日(月) それは・・・

 恐ろしい・・・実に恐ろしい話だ。

 いったい誰が想像できただろうか。
 はじめは単なる偶然だと思っていた。それが一年経ち、二年経ち、三年目になってこれは偶然ではないかもしれないということに、ようやく私は思い至った。
 これほどの恐怖を、私は知らない。
 この身を襲った厄災を、いかにして払いのければよいのだろう。
 暗やみの中、私は必死に考えた。しかし、いくら考えても私には逃れる術はなかった。
 ザワザワと草木が風にざわめき、それは私の心の中の不安を否応なく増幅させた。空を見上げると、不気味に赤く染まった月がぼんやりと浮かんでいた。
「どうしたらいいんだろう……」
 私はポツリと呟いた。
 辺りを見回しても、答えてくれるものは誰もいない。
 これは何かの呪いなのだろうか。だとしたら、誰がいったい何のために都会の片隅で慎ましやかに暮している私を脅かすのだろう。
 私は重いため息を吐き出すと、目の前で揺れる小さな実にそっと手を伸ばした。
「とちひめ……、お前もか」

 小さな実――大きく育てば100gになろうという話の巨大いちごは、直径1cmにして早くも赤く色づき始めていた……。

(【恐怖・みょう家ベランダを覆う磁場の謎・野菜ミニマム化の呪い】より抜粋) 


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