小説集
2006年11月20日(月) :
7指切り
デイヴィッド・ボーマン
指きりげんま 嘘ついたら針千本の〜ます
約束…した事もなかった。
いるのが当たり前だと思っていた。
いなくなってから気付く
離れてしまってから 相手の体温がどんなに温かいものだったのか、ふと寂しさが胸を突く。
指切りしたら何を望んだだろう。
永遠に一緒にいることだろうか。
相手は何を望むのだろうか…。
もう、永遠に指切りをする事は出来なくなった。
生きる時間が違う。
もう、一緒にはいられない。
相手の体温を思い眠りにつく。
指きりげんま 嘘ついたら針千本の〜ます
指きりは出来ない。
もう、
永遠に…