てらさき雄介の日記
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2023年12月27日(水) |
おい寺崎と言ってくれる鳩川の方 |
「今晩飲んでいるから来ないか」と、午前中にラインが入った。旧知の方からだ。別用もあったが是非もない、「少しの時間しかいられない」と断って現地へ。久しぶりにお会いして、色々懐かしい話をした。
この方は上溝の鳩川に住んでいた。私が今でも暮らす上溝地区は16の自治会がある。その中でも鳩川自治会は、私にとって特別な場所だった。
上溝は旧い街だ。相模原が本当の原っぱだった時から、唯一の村であり町であった。市役所や警察署も上溝だった。映画館や劇場などが商店街に林立していた。しかし歴史があるということは、一方で私のような新参者にはキツい時もあった。
親はサラリーマン。親戚も市内にゼロ。しかも中学から市外へ行っている。つまり知っている人はほとんどいない。その中で急に市議会議員になった。「寺崎は地元の人間ではない」と、当時はよく批判されたものだ。先祖代々ではないといけないという雰囲気があった。
それでも盆踊りや自治会総会をまわった。そのほとんどは飛び込みだ。アウェイ感満載。両親と共に2歳からずっと暮らしているのに、どうしてこんなに冷たいのか。恨みがましく思うこともあった。
しかし鳩川は違っていた。同じ目線で普通に話をしてくれた。県議初戦で敗れた後も、4年間何かとご案内をくれて、行くと紹介してくれた。地区全体の自治会対抗運動会でも、毎年のように鳩川のテントで一緒に飲んでいた。
県営と市営の住宅が中心の自治会である。その老朽化によって、会員は今や10世帯くらいと聞く。イベント等は皆無になっている。いずれ解体されるので、文字通り自治会は無くなってしまう。通る度に寂しさを感じていた。
今日一緒に飲んだこの鳩川出身の方は、転居後もずっと相模原市内にいる。鳩川のイベントにいつも行っていた私を、影に日向に励ましてくれる。「おい、寺崎」と今日も何度も呼んでくれた。
そう言ってくれる人は、今はもうほとんどいない。嬉しくて長居してしまった。これからもお元気で。
●今日一日
【午前】 地域まわり/中央区内
【午後】 事務作業/中央区中央
【夜】 会合/中央区千代田
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