てらさき雄介の日記
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2023年12月24日(日) 青年期に十戒を見ていたら母が言った

母は宗教が好きではなかった。最近そのような話はしないが、恐らくは変っていないと思う。

青年期に十戒を見た。当時出来始めたレンタルビデオ店で借りたのだ。「十戒の方がベンハーよりも良い。ベンハーは宗教がかっている」と、母が言ったのを覚えている。

改めて考えるとベンハーより十戒の方が宗教的なメッセージは強いのだが、ベンハーのイエスの描写が大げさに感じたのかもしれない。

最終盤にゴルゴダの丘でイエスが天に召された瞬間、主人公の家族たちは病気が治る。主人公も憎しみを捨て去る。太陽が上る。

今日に至るまではっきりと記憶に残っているのは、チャールストンヘストンの演技に依るのではない。母がポツリと放った一言が、どこかに刺さっているのだろう。

メリークリスマス。

●今日一日

終日所用


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