てらさき雄介の日記
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2021年05月15日(土) |
消防団に関する的外れな毎日新聞の記事 |
消防団の定期整備に参加する予定だった。しかし急用でドタキャン。余り出れていないので、仲間の皆様の申し訳ない限りだ。
さて先日の毎日新聞。消防団の幽霊部員に関する特集記事が出ていた。消防団という組織に焦点をあててくれるのは嬉しいが、その視点と内容に基本的な誤りを感じた。
『消防団は「共助」の担い手として社会に不可欠な存在だ。団員の減少に歯止めをかけるためにも適正な報酬体系が不可欠』記者は、前提でこう書いている。
まずもって本当に必要不可欠なのだろうか。私は25年近く、地元の消防団に所属している。当初から「役に立たない」という声はあったし、今では存在自体を知らない地域住民も多い。
それは活躍出来ていないから。活動自体が減っているからだ。行政や自治会の役員は表向き「不可欠」と言うが、市民の多くがそう思っていないのは肌身で感じている。
自分たちがやっていることを否定している訳ではない。「不可欠」とまで言い切らないで、仕事の傍らにソフトなかたちで地域に接する、まさに「ボランティア」として位置付けた方が、結果として団員は増えていくのではないか。
また記事の「報酬体系が不可欠」のところ。消防団員で「報酬」を意識している人は少ない。月に3千円くらいの報酬が4千円になったからと言って。団員が増えるとは思えない。今の時代、そこはモチベーションにならない、
では何が必要か。地域に認知され、可能なら感謝されることだ。ボランティアとはそういうものではないか。
含めて必要なのは、消防団の中途半端な位置づけを再整理して、惰性でやってきた活動を再点検すること。「やってもいい」という奇特な若者が、その意欲を削がれないためにも。
●今日一日
【午前】 地域まわり/相模原市中央区内
【午後】 打合せ(党)/相模原市中央区
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