てらさき雄介の日記
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2018年10月11日(木) |
採決に先立って意見発表を行う |
厚生常任委員会の採決に先立って、会派を代表して意見発表を行った。以下がその内容である。
「立憲民主党・民権クラブ県議団を代表して、本委員会に付託されている諸議案、並びに両局所管事項について、意見を申し述べます。
最初に、津久井やまゆり園の再生についてです。入所者の意思決定支援を丁寧に行い、それぞれが望む場所で生活できるよう、引き続き支援を行うよう求めます。
次に、ヘルスイノベーションスクールについてです。川崎区の殿町という立地や、その教育内容から、ここで育成された人材が、果たして、今後県内でその能力を発揮してくれるのか不安があります。県税を使っている以上は、その成果が県民にわかりやすく示されなければなりません。
次に、動物保護センターのネーミングライツについてです。県としてその手法を用いて、一定の収入を得る努力は理解しますが、個々の施設にネーミングライツを導入するにあたっては、その金額上の効果がどの程度あるのか、そのことによって施設の位置づけがわかりにくくならないか、等、検証する必要があります。
次に、ヘイトスピーチの防止に向けた対策についてです。条例制定を含め、様々な提案を、今議会の中でいたしました。既に県内でも関連するイベント等が開催されており、県としての対応策をまとめるのは喫緊の課題です。
次に、SNSを活用した各相談事業です。本格実施に向けた検討が進められることを望みます。その為にも施行段階では、効果や課題をゼロベースで洗い出す必要もあります。
次に、県立病院機構とがんセンターについてです。収支にマイナスが出ています。短期的な収支を過大に問題視はしませんし、必要ならば県として支援を行う必要もありますが、一方で収支の悪化が患者や県民の不利益になってはいけません。どのような原因によるのか、県と病院機構がしっかり向かい合って、課題の検証を求めます。
最後に医療的ケア児の支援についてです。医療的ケア児が、通学など、日常の生活を十分にできている、県内の状況とは言えません。また国の制度上も様々な課題があることが、質疑の中でも明らかになりました。県として、市町村の実情をしっかり把握し、必要な支援を行うこと、また国に対して必要な財政等の措置を要求するよう、県としての今後の対応を求めます。
以上、意見発表といたします。」
●今日一日
【午前】 立憲民主党・民権クラブ県議団全体会議/県庁 厚生常任委員会(質疑)/同
【午後】 立憲民主党・民権クラブ県議団全体会議/県庁 厚生常任委員会(意見発表及び採決)/同
【夜】 会合(地域)/中央 事務作業/事務所
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