てらさき雄介の日記
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親が死んだ日でも議会へ行く。それがプロだと思っていた。しかし実際はどうなるかわからない。偉そうなことを言っていても、結果行けないかもしれない。あくまで現実を伴わない空想の話だった。
しかしついにその時が来た。夜の午前3時過ぎに父が永眠した。多少の覚悟はしていたが、こんなに早いとは思わなかった。駆けつけた時には亡くなっていた。その場では現実か夢か判然としない。
これが現実であるならば、今日は厚生常任委員会の開催日だ。委員長としての職責がある。津久井やまゆり園の事件等について、非常に大切な議論が行われる予定だ。とにかくも県庁に向かわねば。
また訃報を周りにも伝えなければならない。これは夢かもしれない。間違って連絡したら大変だ。現実のことだと自分で納得できるまで待っていよう。そう思った。しかし到着した頃に、夢でないことを認識した。
委員会が始まる。質問する議員と答弁する行政官を分刻みで指名する。重なって父の顔が頭に浮かぶ。最期に何を思い、また思わずに旅立っていったのか。しかし議事運営はしくじるまい。
思えば父は無口な人だった。それでも記憶に残っていることは多い。今は思い出になってしまったが、忘れることはないだろう。及ぶことは何もない。仕事を全うしていない自分が、改めて情けなくなった。
手は震えているが、この日記は休まない。週末は様々な地域行事がある。来週は議案の採決だ。父はあの世にいるのだろうか。いや元々そんなものはないのかも。享年73歳。同じ寿命ならば残り28年しかない
●今日一日
【午前】 事務作業/県庁 厚生常任委員会正副委員長打合せ/同 厚生常任委員会(質疑)/同
【午後】 かながわ民進党正副団長打合せ/県庁 かながわ民進党役員会/同 かながわ民進党全体会議/同 厚生常任委員会(質疑及び意見発表及び採決)/同
【夜】 支援者訪問/中央 事務作業/事務所
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