てらさき雄介の日記
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2016年10月26日(水) この世を見るために、聞くために生まれてきた

帰国した。バンコクからの帰りは約5時間30分。この程度で遠い異国に行けるのはありがたい。幸せな時代に生きていると思う。

幼い頃の話。家で両親がとっていた新聞に、海外旅行の広告が出ていた。スフィンクスの写真が印象的だった。「大人になったら外国に行けるのかな」好奇心は年々増すばかりだった。

大学に入り数か月が経った頃、友人が「タイに一緒に行かないか」と誘ってくる。調べてみると飛行機は8万円。宿は1泊500円。込みで10万円位で何とかなる。

幸い当時はバブルの残影があった。割の良いバイトは学生でも1日1万円を越える。あっという間にお金は溜まった。

初めての海外は成田からのエジプト航空。経由地のマニラに降り立った時、その夜景に感激した。よく覚えている。その後到着したタイの1泊目は、カオサンにたどり着けず野宿だった。

永瀬正敏主演の‘あん’と言う映画がある。ハンセン病患者であった樹木希林が残した言葉は、私の人生訓になり、かつ政治家とての基本信条になった。まさに福祉の心を表現している。

「私たちはこの世を見るために、聞くために生まれてきた。この世はただそれだけを望んでいた。だとすれば、何かになれなくても私たちは生きる意味があるのよ。」

●今日一日

終日所用


刺身が食べたくなりました


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