てらさき雄介の日記
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2015年08月19日(水) 八重山平和祈念館で“戦争マラリア”を知る

県政調査の最終日。沖縄県立八重山平和祈念館を視察。昨日訪問した沖縄本島の記念館と同じく地域性を重視している。展示のみならず高校生の‘語り部’を養成する試みは素晴らしい。戦争体験世代が少なくなっている。神奈川でも出来る取組みだ。早速提案していきたい。

さて八重山諸島に米軍の上陸はなかった。しかし多くの犠牲者が出た。「戦争マラリア」によって。展示物も主にその内容だった。実に住民の半数がり患し、その5分の1が亡くなっている。館内に置いてあるパソコンでそのお名前と出身地、生年月日と死亡日が検索出来る。叩いてみると乳幼児や子どもも多い。

当時日本軍は米軍の上陸に備えて住民の強制疎開を実施。その先がマラリア病圏だった。しかも知らずしてではない。現地日本軍の幹部は本土からの派遣ばかり。住民に対する差別と軽視があったとしか思えない。以上今日初めて知ったことだ。私は今だ戦争の事実を知らない。より調査研究を深めたい。

●今日一日

*終日地方自治法に基づく議員派遣(県政調査)

【午前】
八重山地方津波防災マニュアルを調査/沖縄県八重山事務所
八重山平和祈念館を調査/沖縄県石垣市

【午後】
石垣から相模原へ


沖縄県立八重山平和祈念館が石垣島にあります


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