てらさき雄介の日記
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2015年05月17日(日) |
大阪都構想の「不毛」を反面教師として |
大阪都構想の住民投票が反対多数となった。制度に否定的だった私は喜ぶべきところだが、その気分になれないのは何故だろうか。「不毛だった。」これこそが率直な感想である。今後の神奈川県政についても、今回の件を反面教師とすべきところは大きい。
これまで橋下徹氏の政治手法に異議を唱えてきた。そのひとつの象徴が今回の住民投票だ。賛否がまさに拮抗した。最終判断を市民に委ねるのは是。しかしその前提である政治の議論をしっかりしたのか。プロとしてどうだったのか。最後まで大阪市民を迷わせた責任は大きい。
市民に直結する福祉や教育に比べて、地方制度論はそれ程重要ではない。あえて過大に取り上げて、あたかもそれが政治だと振る舞ったのは、古今東西もあった扇動家のあり方だ。確かに面白いかもしれないが、騒ぎを大きくして市民の関心を集める手法は邪道。
さて今テレビを見ている。焦点は橋下氏が本当に政治家を辞めるのか。維新がどうなるのか。その報道ばかりである。大阪の今後の自治について言及はない。これこそが“大阪都構想事件”の本質である。地方自治は市民と共につくりあげるもの。丁寧に。穏やかに。積み重ねるものだ。
●今日一日
【午前】 日産労連神奈川地協バーベキュー/横浜市金沢区
【午後】 地域まわり/中央区内 事務作業/事務所
【夜】 消防団中央方面隊1−1後援会総会/上溝
 地元消防団の総会です
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