てらさき雄介の日記
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2012年07月23日(月) 障がい児の‘措置’入所

厚生常任委員会のメンバーで現地調査。横浜市港南区にある‘ひばりが丘学園’を訪問。障がい児の入所施設だ。

入所には‘契約’と‘措置’があり、前者が保護者等の自主性に依るのに対して、後者は必要に迫られて行政の判断で行われる。

最近その‘措置’が増えている。これは親による虐待を児童相談所が把握し、その結果やむを得ず入所に至っているケースが多い。

障がいのある自分の子どもを虐待する。「世も末」と感想だけ述べてはいられない。その原因を社会的に解決するのも政治の責任。

親が悪い。もちろんそうだ。しかし自らも障がい者のケースもあり、個人を一概に責めるだけでは解決に至らない。

入所に至った子どもについては、教育を含めて万全の体制をとるよう努力している。一方で親に対するアプローチはイマイチ。

ここを改善しなければならない。少なくとも虐待によって入所に至った場合は、親に対してこそ再発防止のため根気強いアプローチをすべき。

更にその為には人員と予算がいる。必要ならば用意すればいい。「カネがない」は嘘である。本年度の神奈川県予算は、一般会計で1兆7730億。

障がい児や虐待に苦しく子ども達のフォローが出来なくて、果たして政治・行政は存在意義があるのか。

●今日一日

*厚生常任委員会県内調査

【午前】
県立ひばりが丘学園を視察/横浜市港南区

【午後】
県立衛生看護専門学校を視察/横浜市中区
(公財)実験動物中央研究所視察/川崎市川崎区

【夜】
会合(議会)/横浜市中区

県立の障がい児入所施設“ひばりが丘学園”


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