てらさき雄介の日記
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2010年11月09日(火) 障害福祉に関する条例

過去は‘理念条例’を軽く考えていた。しかし不妊治療を支援する条例を検討するにつれ、県などの公的機関が条例というカタチで、施策の必要性を宣言することは、それ自体に意味があることを知った。

特に社会一般で認知が浅かったり、対象者の割合が少ない分野はそう。次回に予定される本会議ではこの視点から、障害福祉分野の条例制定を提案しようと考えている。

3年半前に県議会議員となって、神奈川の障害福祉を充実させるべく、前向きな提案を色々しようと、勇んで初登庁したことを覚えている。しかし目の前で起こっていた現実は逆だった。

自立支援法の影響もあってか、‘自立’や‘地域移行’という美辞麗句のもと、既存の施策がマイナスになっていく流れがあった。「ちょっと待て!減らすのはそこじゃないだろう!」そう言い続けてきた。

社会全体が荒んでいる。経済が悪いせいだ。皆んな自分のことで大変。だからこそ人としての優しさを思い出して欲しい。障害者にとっての行政施策とは、まさに生き死にに直結するのだ。

今後いかなる財政状況になろうとも、障害者に対しての思いやりは忘れない。そして具体的に施策を講じ続ける。その意志を明確にするために、‘障害者への思いやりを忘れない条例(仮称)’の制定を求めていく。

●今日一日

【午前】
事務作業/事務所
行政相談対応(住宅)/中央区清新

【午後】
障害福祉課と意見交換/県庁
地域保健福祉課と意見交換/同
建築指導課と意見交換/同
県庁改革課と意見交換/同
県民課と意見交換/同
市町村行政課と意見交換/同

【夜】
党県議団政務調査会/県庁
行政相談対応(保健)/緑区橋本
事務作業/事務所

市内にある障害者施設‘さがみ緑風園’


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