てらさき雄介の日記
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2010年08月25日(水) 心にある愛国

幕末の本はかなり多く読んだ。しかし知らないことも多くある。先日読んだ週刊誌のベタ記事もそう。

明治政府は東京招魂社(靖国神社の前身)をつくるとき、果たして誰を祀るべきか、各藩に‘推薦リスト’の提出を求めた。

ちなみに土佐藩の序列。一に武市半平太、二に中岡慎太郎、三に吉村寅太郎、そして四が坂本竜馬だったそう。

司馬遼太郎の‘幕末’という本がある。その時代の人物を主人公にした、いくつかの短編小説が載っている。

うち�犧埜紊龍于�志士�瓠�主人公は尊王攘夷をのため倒幕に命をかけた。しかし王政復古の後、急速に開国を進める政府に失望する。

そして外国人の隊列に切り込む。結果は斬首。ちなみにそれを命じた伊藤博文は、幕末にイギリス公使館を焼き打ちしている。

小説の一文「この志士は‘犯罪者’となったゆえ、靖国神社に祀られていない」は、歴史に対する冷静な皮肉である。そして真実でもある。

特攻隊員の遺書に涙しない人はいまい。しかし靖国神社の参拝を勧める政治家が、口にする‘愛国心’は果たして純粋なものなのか。

上記の東京招魂社は何故つくられたか。それは国家統治の手段であった。もっと厳しく言えば、まさに英霊を政治に利用する行為だったのだ。

この傾向は今も変わらない。愛国心はその名の通り心の中にある。声を大にして言う人に、どうもうさん臭さを感じてしまう。特に政治関係者だ。

●今日一日

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