てらさき雄介の日記
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2008年09月09日(火) チェ・ゲバラと白い巨塔

「好きな歴史上の人物は?」「尊敬する歴史上の人物は?」と聞かれることがある。‘好き’は高杉晋作、‘尊敬’は尾崎行雄と答えている。実はもう一人いる。

チェ・ゲバラだ。普段この名前を挙げないのには理由がある。まず日本では知名度がない。どんな人かイメージがわかないなら、上の質問に答えたことにはならない。

もうひとつある。彼が共産主義者であること。彼の言動を見ると、反資本主義者であって共産主義者ではないのだが、一般的にはそう言われている。私は共産主義を否定しているので、この点で誤解を招きかねないとも思ったのだ。

さて中南米だけでなく、世界中に彼のファンは多い。何故だろうか。革命を成功させたから?権力と戦い散っていったから?それもあるだろうが、これだけなら他にも人はいる。

そう。彼が愛されているのは、革命によって得た地位を、自ら捨てたことにあるのではないか。改革を志した多くの人が、結果権力に侵されていったのは、歴史の物語るところ。この点で彼は稀少な存在だ。

少し話しは変わるが、白い巨塔のリメイク版。信念を強く持っている医者(江口洋介)と、権謀術数を用いながら進んでいく医者(唐沢寿明)が主人公だ。

同じく登場人物の黒木瞳が唐沢に向かって、江口を評して言うセリフが印象に残っている。「彼(江口)は偉くならなくても正しいことが出来る人。その時点で貴方(唐沢)は負けね。」

選挙に立候補するということは、良く言えば議員になって何かを成し遂げるということ。しかし本来的には、議員になろうとなるまいと、変わらぬ思いと行動が必要。議員になるのは目的ではなく、ひとつの手段でしかないのだから。

今県議会で仕事をしている。県職員は、市と違って官僚という面持ちがある。議会もどこか威張っている感じ・・・。警察も管轄しているので、まさに権力の内部なのだろう。

魔性たっぷりの場所で、初心を忘れず進んでいかねば。自制心を強く持つこと。悪い意味での‘取り巻き’をつくらないこと。常に正直に気持ちを伝えること。肝に銘じて頑張りたい。

【今日一日】
 7:30 支援者訪問/上溝
 8:00 事務作業/
11:00 支援者訪問/富士見
13:00 打合せ(党関係)/東淵野辺
14:00 党街宣活動/市中部
18:00 打合せ(党関係)/中央


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