てらさき雄介の日記
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飛鳥の法隆寺・白鳳の薬師寺・天平の東大寺と言われる。その薬師寺の‘管主(最高責任者)’による講演を聴いた。
お葬式などで、坊さんの含蓄ない説法を聞き、「何だかなー」と思うことは多々ある。しかしこの管主の貫録は、広い会場全体に響き渡っていた。
講演後の質疑応答、「イスラム教と仏教の違いは?」との質問に対して、「違いを意識したことはない。共通点なら多くある。仏も神も同じもの。拝んでいる対象は同じものだ。」
正直驚いた。仏教の伝播を仕事とする人が、他宗教と崇拝対象が同じと言う。しかしこれこそが、真の境地なのかもしれない。また仏教という宗教の寛容性なのかも。
命が軽んじられている時代。死んでも生き返ると、中学生の1割強が思っている時代。孤独を感じる人が多い時代。政治家では救うことが出来ない人に、生きる希望を与えられる真の宗教者が、多く出て欲しいと思う。
オウム真理教の事件により、宗教一般に対する人々の恐怖感が増した。公明党の政権参加により、宗教に権力という匂いも付いてしまった。だからこそと思う。
私自身も、偏見を持つことなく、色々な宗教者の話を聴いていきたい。
【今日一日】 14:00 推薦団体‘議員交流会’/東京都杉並区 (1泊)
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