てらさき雄介の日記
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元旦から張り切っていたので、休憩も兼ねて小田原へ行った。関西方面に行くべく新幹線で通り過ぎることはあるが、駅に降りて城址まで歩くのはいつ以来だろうか。
相模原にも津久井城があったが、関東一円の戦国時代の城は、ほとんどが小田原城の支城だ。群馬の中頃まで領土にしていたらしいから、後北条氏はイメージよりも強大な豪族だったのだろう。
今建っている天守閣は、見学用に戦後つくったもの。明治の版籍奉還で、木造の旧城は壊してしまった。しかし建っている場所や高さは、今も昔も同じになっているらしい。
上に展望台があるが、相模湾が一望できる。数ヶ月前にヘリに乗った際も思ったことだが、神奈川県と言っても上から見ると小さく見える。人工物の景色は変わっても、自然的風景は当時の人も同じく見ていたはずだ。
少し街も歩いたが、ご多分に漏れず閑散としている。日曜日なのにシャッターが閉まっている店舗もある。観光地としては、まだまだいけると思う。政治で出来る工夫もあるはずだ。
県は観光政策に力を入れているが、何もない所に大規模投資はもったいない。むしろ今あるポイントに対して、重点的に取り組んでいくべきだろう。県内それぞれの地域にある小田原城(後北条氏)との関わりを、有機的に結びつけていくのも面白い。
【今日一日】 終日小田原散策
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