てらさき雄介の日記
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2007年11月07日(水) 北海道平取町二風谷

平取町二風谷に行った。アイヌの地として有名である。日本人として一度は行きたいと思っていたが、今日やっとその機会に恵まれた。

アイヌ文化の継承を続けた萱野茂氏は既に故人だが、彼が人生をかけて収集した文化財は多くこの地に残っている。

町立の文化博物館を見学したが、貴重な歴史遺産が多く展示されていた。“和人”から見ると少し変わって見えるのは、アイヌが狩猟民族ゆえだろう。

文字がないアイヌは、言語による文化伝承が命綱。しかし今や話せる人は少なくなっている。他国の先住民族の例を見ても、現在の日本におけるアイヌの位置づけは低すぎる。

政治に関わることだけが手段ではないが、鈴木宗男の新党大地が参院選にアイヌの候補を立てたことは意義があった。

日本におけるアイヌの歴史について、社会全体で知識を深めていかねばならない。

【今日一日】
 930札幌市立東北まちづくりセンター視察/北海道札幌市
1400平取町立アイヌ文化博物館見学/北海道平取町
1800JAL千歳空港発
(2130自宅着)


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