てらさき雄介の日記
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かつて政治改革関連3法案というのがあった。ひとつが政治資金、ひとつが政党助成金、そして選挙制度だ。
政界再編や細川連立政権の樹立によって、今の小選挙区比例代表並立制になった。議員定数削減によって、当初より比例の割合が少なくなっている。
私は元々小選挙区制は、問題の多い制度と思っている。どんな制度も一長一短があるが、小選挙区には「死票」が多いという致命的欠点がある。
政権交代可能な制度を目指すという導入の意義も確かにあったが、現在そうなっていないことについては、そもそも制度の問題ではないという、当時小選挙区制への反対意見を証明してしまっている。
政党選挙にするという意味で徹底するならば、比例代表選挙をベースに考えるべきなのだ。その意味では参議院で採られている‘併用制’の方が、より優れているだろう。
しかし政党と個人のウェイトは、個人により重きをおくべきだ。かつての中選挙区制が、制度そのものとしては一番欠点が少ない。たゆまない再検証が必要だろう。
【今日一日】 終日打ち合わせ/都内
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