てらさき雄介の日記
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沖縄県で県民集会が開かれ、史上最高の11万人が集まった。ガンバローコールをした県会議長は自民党所属。県民全体の怒りなのだろう。
今回の問題は二つ。一つは、集団自決に関する軍の強制が文面として削除されたこと。軍の命令が全ての事例であったとは思わないが、一方強制なくして集団自決をするはずもない。削除は事実を覆い隠すもの。
二つは、削除について文科省が指導したこと。過去文科相は、教科書検定の中身には関われないし、また関わらないと言ってきた。それが嘘だったのだ。今回たまたま問題になったので、文科省の関与が明らかになったが、過去の別件についても調査すべきだろう。
あきれたのは削除の前提となった文献。著者がテレビに出ていた。すると著書は、内容は軍の強制を訴えるものだったのだ。ある一文のみを抜き出すことで、あたかも強制がなかったと政府は解釈している。著者も怒っていた。
福田総理や渡海文科相は、沖縄県民の‘予想’以上の反発を見て、今後再訂正することを示唆した。ある意味安倍総理の残した負の遺産だったのだ。柔軟に対応したことは、現政権を評価したい。
先日の一般質問でも、平和教育の推進を取り上げた。学者の論文や遠い国の事例ではなく、わが国自身が経験したことを、次世代に語り継いでいかねばならない。自分の国だからこその難しさもあるが。
【今日一日】 1100挨拶まわり(十数軒)/市全域 1700事務作業/事務所 1900後援会役員会/中央
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