てらさき雄介の日記
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県議にはそれぞれ選挙区がある。基本的には県全体の奉仕者だが、地域ごとに異なるテーマについては、時として選挙区の代弁をすることも。今回取り上げた政令市についてもそうだ。
もうひとつ、議会で地元ネタを取り上げるのには理由がある。それは経験に裏打ちされた‘思い’こそ、人の心を打つということだ。身近な地元の方が、多く接している分、理屈をこえた実感を持てる。
例えば鎌倉市。日本有数の歴史ある街で、神奈川にとっても貴重な財産だ。現在世界遺産登録も、地元の要望で上がってきている。気持ちは同じだが、年に一度鎌倉に行くか行かないかの私が、そのテーマを取り上げても説得力がない。
先日本会議で、過疎地における小学校の統廃合を取り上げたが、それは短期間でも津久井地域をまわり問題を実感できたから。一方同じことを、横浜のど真ん中出身の議員が取り上げても、やはり説得力はない。
原稿をだた読む、‘作文発表会’ならば、理屈だけ合っていれば済むかもしれない。しかし議会での発言は、言葉によって“思い”を伝えるのが肝要だ。文字の修飾は、あくまで付属物にすぎない。
今日も湘南海岸に造詣の深い同僚から、砂浜の汚染対策について質疑があった。また大和市選出の議員から、厚木基地の騒音問題が取り上げられた。ともに説得力があり、私だけでなく、皆傾聴したいた。
もちろん基本的には、他多くの地域のことも、選挙区と同じように“思う”ことが県議の基本。しかし一人の限界は自ずからあるので、選挙区を県全体の縮図として、深く学んでいくことも大切と、最近は考えるようになった。
【今日一日】 午前中私用 1200民主党団会議/県庁 1300本会議/県庁 (1815まで) 1830民主党県議団政調会と連合神奈川との懇談会/横浜市中区 2100民主党県議団1期生有志懇親会/横浜市中区
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