てらさき雄介の日記
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2007年09月18日(火) 仕方なく原稿作成

市議時代は2期目から、原稿なしで発言するようにした。話の順番を間違えてはいけないので、項目や数字などのメモはつくったが、そのまま読むという意味での原稿はなしだ。

県議会では、その名も‘読み原(読み原稿の略)’というものがある。役所と調整をしている際、何度か求められたが、なしを想定していたので口頭で趣旨を伝えていた。

また事前調整に意味があるとしても、それは役所も答弁内容を出してこそのもの。こちらが文書で出しても、役所は文書を出さない現状では、不公平かつ手の内を安易に知らせることになる。

しかし先日ある部署と話をしていて、どうも口頭で言い続けてきたことを、しっかりと理解して頂けなかったことに気づく。自分の話べたもあるが、原稿を読解することに慣れた、双方の悪い慣習の結果だろう。

という訳で、不本意だが原稿を書くことにした。今作業中だが、慣れてないので意外に大変・・・。しかし一字一句その通り読むなら、会議をしている意味自体なくなる。あくまで演説なので、原稿は参考で、その場で考えながら発言したい。

さてせっかくなので、今までの調整で珍しかったこと。「この質問止めて欲しい。」については、さすがにはっきりとは言わない。やんわりとだ。それこそ市議時代は、圧力的雰囲気もあったが、ここは知事与党(ではないが)ゆえだろうか。ただ止めろと言われると、逆に止めるわけにはいななくなる。

また「こんな感じでどうでしょうか。」と、頼んでもいないのに原稿案をつくって下さる部署も。最初の調整のときに‘期待する回答案’をこちらから出したことに対する嫌味ではないのだろうが、実は原稿を役所に書いてもらっている議員はかなりいる。情けない!

さてあと10日ほどで本番だ。本会議での発言は、議員の仕事で最も重要なものだ。昔テレビのスポーツニュースで張本勲が、ピッチャーのことを「これで食ってるんだぞ!という迫力が投球にない。」と酷評していた。

プロとして、自分自身とお客様(県民)が納得出来る発言になるよう、残された期間全力で考えていきたい。

【今日一日】
午前中一般質問作成/自宅
1300挨拶まわり(約10軒)/市全域
1700市議と打ち合わせ/事務所
1900一般質問作成/自宅


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